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1658号 2018年8月31日

自らをオーバーヒートさせない方法

(本日のお話 2283字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならびに夜は友人の経営者が講演する
「理念浸透のさせ方」がテーマのセミナーに
参加してまいりました。

自分が持つものと違う切り口で、
大変面白いお話でした。



また、夜帰ってからはいつものごとく、
妻(会社のメンバー)と共に、
9月末までの目標の進捗について、

「今日やるべきことを"完了"させられたかどうか?」

の報告会。

(やっぱり暑苦しい、、、)


しかしながら、

「詰めない」&「責めない」&

「どうすれば、明日より良くなれるかだけ考える」

というルールで話をすると、
「目標についての語り合い」のようなものも、
楽しくなるものだな、と実感しています。


人は、何かを達成すると、
大なり小なり嬉しい生き物ですから、
「お互いつつき合うリズム」が大切なのだろうな、

と思った次第です。


◼︎さて、本日のお話です。

上述にもお伝えしたように、
また世に広く言われるように

「目標」

というのは、何かを成し遂げるために
とても大切なことです。


ケネデイ大統領が1960年代に、

「人類を月に到達させる(ムーンショット)」

という『目標』を立てなければ、
その偉業はなし得なかったように、

私たちも、『目標』を立てるから、
「向こう側」に引力が発生して、
引っ張られはじめるのです。

『目標』を立てるから、

「いつもの現状」→「ありたい理想」

に、引き寄せられ、現実にすることができる
それが『目標』が持つ性質である、

と私は思っています。



しかしながら、同時に、

”高らかに掲げた「目標」は、
 時にプレッシャーとなり、リスクにもなる”

というのも、また一つの事実。


ですから、

『「目標」に向かう最適なパワーバランス』

があると思うわけです。

今日は、そのことについて、
思うことがありましたので、皆様に
ぜひご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、



【自らをオーバーヒートさせない方法】。



それでは、どうぞ。



◼︎常に本気で生きる。

一日一生で、全力投球で、
365日24時間駆け抜ける。

常にフルパワー、限界まで追い込む。

毎日が松岡修造さん。

、、、

もしそんな毎日で過ごせたら、
きっとそこから生まれる「成果」「成長」は、
とてつもないものがあるでしょう。



しかし、正直な話、

「毎日本気で頑張る」

は理想かもしれないけど、
100人中、100人ができるとは限らない、

とも思うのです。

あるいは、実際そう追い込み続けると、
一つのリスクが生じるのでは、

とも感じるのです。


そのリスクとは、


『追い込みすぎてオーバーヒートする』


というリスク。


◼︎実際、私自身の体験で、
こんなお話がありました。

新卒で10数年前に入社した、
ある飲食店のチェーン。

そこでは、

「死ぬ気で働け」

的なメッセージがありました。

(今ではだいぶ時代錯誤ですが、、、汗)


しかし当時、純粋ですから、
毎日、日々のマネジメントも日々の掃除も

「全て100パーセントでやらねばいけない」

と心底思っていました。

しかし、それはそうとして、
時には週末などお店が混雑して
お店のクローズが朝7時になる。

そして、次の日は朝10時から仕事が始まる。

2時間しか寝られない、、、

という日もあるのです。


でも、「本気で働く」のだから、
その翌日も100パーセントでやらないといけない、
とすると、心と身体が悲鳴をあげるわけです。


それでも自分にムチを打って頑張リ続けたら、
ある時、ふと心と体が

「ポキリと折れる音」

が聞こえたのでした。。。

(そして働けなくなってしまいました、、、)


■その時、頭をよぎったこと。

それが、同時30代半ばの元ホストをやっていた、
チャラい雰囲気の店長に言われていた、


「紀藤さ、、、、。
 抜くとこは抜かないと、長持ちしないんだよ」


という言葉でした。

当時、その言葉に対して、

「手を抜くなんて、、、許せん!」

と内心思っていたのを思い出しましたが、
今思えば、それにも理由があり、


「抜く時に抜く、というの言葉にも、
 意味があったのかもしれない、、、」


と気づいたのでした。


◼︎今は、「脳」と「生産性」。

「心」と「生産性」の関係が、
だいぶ明らかにされてきました。


「追い込む」のではなく、

『自分の心身の状態を、できるだけ高い状態に保つ』

ことが、
仕事のパフォーマンスに繋がるという研究も、
増えてきています。


そのためには、


『「目標」に向かう最適バランス』


を意識する事が重要なのでしょう。



■常に100点を毎日とろうとすると、

”追い込みすぎる”、または、
”やりきれなかったと自分を責める”

となるかもしれません。

しかし、そうして、
自尊心を傷つけ、自己効力感を失っても、
それで生み出されるものはないのです。


だから言ってしまえば、

『毎日100点でなくて良い』

くらいの考えをベースに持つことが大事である、
そう思うのです。



ハンドルの「あそび」のように、
ある程度の余裕を持つ。

そうすることで、
張り詰めたゴムがちぎれるごとく現象を防ぎ、
”長持ちする自分”に繋がるはず。

そうすると今日だけでなく、
明日も、明後日も、1週間後も、
高い巡航速度を保てることになります。

瞬間最大風速で、
嵐のように吹き抜けるより、


”安定して、できるだけ速く走り続ける”


ほうが、成果を求める上でも、
目標を達成する上でも、ずっとずっと重要である、

そのように思います。



■だからこそ、

・今日は100%やり切る日

・今日は70%できればOK

・今日は30%で大丈夫

というように決めて、その中で、


『70点以上をキープする』


という姿勢でいればよい、とする。

そういった心の持ち方こそが、
実は長期・継続的な成功のために、
大切なことではなかろうか、

と感じたのでした。


■息切れして完走できないマラソンより、
粛々と歩み、きちんと走り切るマラソンを目指す。

ということで、


【常に全力でなくてよい。
 
 100%の日、70%の日、50%の日を決め、
 平均巡航速度を高く保つこと】


ことが、

『自らをオーバーヒートさせない方法』

であり、


『継続的に成果を生み出す方法』


である、そにのように思った次第。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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<本日の名言>

どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に攻めてくれるんだから、
いいじゃないですか。

アインシュタイン
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