理想のキャリアを創るための、”「予習」と「復習」のベストバランス”
(本日のお話 1518字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、研修企画。
その合間に九段下にある、
『しょうけい館 戦傷病者史料館』
http://www.shokeikan.go.jp/
にて妻とともに、
戦争での傷病についての、
リアルな展示を拝見しておりました。
一言では語れないですが、
歴史の上にいきるものとして、
もっともっと歴史を学ぶ必要性を強く感じた次第です。
皆さまもぜひ。
価値ある展示が多数です。
*
さて、本日のお話です。
最近読んだ本の中で、
”理想のキャリアを作るための、
「予習」と「復習」のベスト・バランス”
について、興味深い意見が述べられていました。
非常にシンプルな話ですが、
共感することが多くございましたので、
本日はそのお話について、皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【理想のキャリアを創るための、”「予習」と「復習」のベスト・バランス”とは】。
それでは、どうぞ。
■先日読んだ、
『自分のやりたいことを見つける技術』
(著:鷲田 小彌太)
という本の中に、
こんな事が書いてありました。
それは、
「自らのキャリアを切り開くには
『予習:復習= 3:1』
くらいのバランスがちょうどよい」
という話でした。
その理由が、著者により、
熱く、濃厚に書かれていた、、、
わけではないのですが(汗)
この言葉を見たとき、私の心に、
「本当にその通りだよな」
という強い共感が生まれたのでした。
■”学び”のためには、
「予習」も、「復習」も
どちらも、とても大切なことです。
「復習」がなければ、
学びは自分の血肉になることはありません。
やりっぱなしではなく、
なんども反復して繰り返すからこそ、
その技術なり、知識なりが、
自分のものになり、そして使えるようになる。
だからこそ、「復習」が大事である。
間違いなく、これは一つの事実です。
■しかし、思うのですが、こと
「”人の可能性”に最も大きな影響を与えているものとは?」
という文脈で考えてみると、それは、
『己の視野(世界の見方)』
こそが、もっとも甚大な影響を
人生に与えているのではなかろうか、と思うのです。
いわば、「俯瞰力」とも言うのでしょうか。
「現在、自分が知っていることだけを当たり前とせず、
広い世界を見聞きしよう、視座を高めようとする姿勢」。
実はこれこそが、人生において、
もっとも大きな影響を与えるスタンスではなかろうか、
そのように思うのです。
■例えば、私のエピソードですと、
こんなことを思い出します。
10年前ほど前、私は、
「営業」しか知りませんでした。
正直、新聞もほとんど読んでないし、
自己啓発マニアのような本と、
小説を何冊か読んでいるくらい。
歴史や、世界史、地政学、政治、
世界のルールメーカー、、、などということは、
考えもしませんでした。
売上を上げることが、大事。
それこそが仕事であり、己の役割だ。
売れば評価される。給料も上がる。
だから、それにフォーカスをすることが、
一つ、最も大切なことである。
、、、
極端に言ってしまえば、
それが私の当時の「視野の広さ」でした。
*
しかし、2~3年前、
あるきっかけで、世界の歴史、日本の歴史、
地政学、政治、これからの未来を、
深く考える機会がありました。
要は、「リベラルアーツ」とでも言えるもの。
そしてその過程で、世界を構成する
「未知のもの」に出会い、己の「視野の広さ」が
急激に拡大する機会がありました。
そうすると、”自分の選択”そのものが、
変化するような感覚を覚えるのです。
「営業」だけでなく、
もっと自分に成すべきことがあるのではないか、、、
そう思い至ったのでした。
■そのプロセスとは、言い変えるならば、
自分自身の”未知の事柄”に対する、
『予習』
のようなものだった。
今振り返ると、
そう、感じているのです。
そしてそれが、
自分自身の世界観に大きな影響を与え、結果、
自分の行動を、根本から大きく変えた、
そのように思うのです。
■哲学者ソクラテスは、
『無知の知』
と言いました。
「知らないことがあることを知ること」、
それらの価値がいかほどのものか、
昔からを強く伝えていました。
そして、それは、時代がたった現代でも
全く変わることはない、そのように思います。
自らの視野を広げ、
視座を高めることは、
大変な価値があります。
それは、
知っていることに対する学習(=復習)とは違う、
『未知に対しての学習』
であり、広義の意味では、
『(未知の世界に対する)予習』
とも言えるのだろう、と思います。
■「未知の世界に何かあるはず」と、
青い鳥を探して、現実を逃避するようにフラフラとするのは、
それはまた違うことでしょうが、
・きちんと地に足をつけ、
今の環境でも成果を出すべく、反省・改善する姿勢(=復習)、
・そして同時に、未知の世界を知り、
視座を高めていくという姿勢(=予習)、
これを「ベストバランス」で行うことこそが、
自らのキャリアを力強く創り上げる上で、
重要なことではなかろうか、
そのように思います。
そして、その理想的なバランスは、
未知の世界に軸足を置いた、
【「予習」:「復習」=3:1】
である、といえるのかと。
ということで、学び続け、
視野を拡げ続けていきたいものだ、
と思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
いつまでも無知でいたければ、
極めて効果がある方法がある。
自分の取るに足らぬ意見と知識に満足してればいい。
エルバート・ハバード
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