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1720号 2018年11月2日

結果を出すためには「確率の高い宝くじを引くイメージ」を持つこと

(本日のお話 1998字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

朝から、御殿場に移動し、
ある工事現場の職員の方に、

『4Dx 戦略を実行する4つの規律』

のコンサルティングプログラムの
ご説明に言っていました。

移動時間が長かったので、
往復の電車内で「税金」にまつわる本を読み耽っておりましたが、
だいぶ、お金に関して、視点が変わりました。

もうすぐ起業後、初めての決算。
勉強しつつ楽しんでいきたいと思います。

また、夜は個別コンサルティング。

そして家に帰った後は、
ムエタイジムにて汗を流しました。

良い日でした。



さて、本日のお話です。

昨日の個別コンサルティングの最中、
クライアント様から非常に印象的な言葉を頂きました。

頂いた文脈とは、違うものではありますが、
「可能性を切り開く」という文脈で、
ふと思い立つことがございましたので、

本日はその”気づき”について、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【結果を出すためには「確率の高い宝くじを引くイメージ」を持つことである】。


それでは、どうぞ。


■キャリア論で有名な、
クランボルツ博士は

”プランド・ハップンド・スタンス理論(計画された偶然性)”

という理論を唱えました。

その内容とは、平たく言えば、

「キャリアの多くは偶然生まれる。
 しかしながら、主体的に、好奇心を持ち、前向きに行動していると、
 ”好ましい偶然”を引き寄せる確率が増える」

とする説です。

「とにかく前向きに、ワクワク動きましょう!」
 いいことあるから」

ということですね。
(だいぶ乱暴に言いましたが汗)


■しかしこの理論、
私の拙い経験の中ではありますが、
本当にその通りだと思うのです。

世の中の殆どは、

「偶然」

で成り立っています。

・自分のキャリアも
・仕事の新規プロジェクトも
・新しいチャレンジも
・営業戦略も

計画はしたとしても、
絶対に「わからない領域」というのはあるもの。

マーケットの状況、
お客様のニーズ、気持ちなどは、
予想はできません。

ですから、ある程度、

(こっち側かな~)

という、”戦略の方向性”くらいは見えても、

「絶対にこれをやれば100%うまくいく」
「この手順でやれば、望みが全て叶う」

ということは、実は
ほぼほぼないのではなかろうか、
と感じるのです。

特に、誰も開拓していない
全く新しい領域においては、なおさらそうでしょう。

だから、コンサルティングファームに相談したからといって、
「イノベーション」が起こるわけでもないし、
結果が100%担保されるわけではない。

ゆえに、

”行動をしてみないと、
 最終的にはわからない”

これが一つの原則である、
と私は感じるのです。


■だからといって、

「よくわからないから、ただジタバタするだけ」

というのも芸がありません。

”何も考えず、動くだけ”。
これはこれで、非効率である、と思うのです。


一定の”方向性”は間違えずに進む必要があります。

例えば、「自分が目指す領域」
「結果を出したい領域」において、

・「師匠」と呼べる人、
 「先輩」と呼べる人に師事したり、

・書籍やセミナー、歴史など、
 先人や、他の知見から学んだり、

・その領域の専門家から、
 ”比較的当たりやすい方法”を指南してもらう、

などなど、を行うこと。

そうして、
概ねの方向が間違っていないか、

”南南西、北北東、くらいまでのおおよその方角”

があっているかを確認していく。

これらは価値があることでしょう。


■そのようにして、

「当たりそうな領域」を絞る、
「目星をつける」ことはを行ったあと、

そこから先の、

”やってみないとわからない細かいアクション”

を、どんどんやっていく。

イメージとしては、

『確率の高い”宝くじ”売り場』

を見つけて、そこで宝くじを買う、みたいなもの。

そして、そんなスタンスが、

”自らのキャリアを開く”
”自らの可能性を拡げる”
”結果を出す”

上で、大切なことではなかろうか、
と思ったのです。


■結局は、「宝くじ」なのです。

「誰かがやって上手くいったから」

と言われるものでも、
細かい行動レベルになると、
多くのことを試さないとわかりません。



例えば、私も「教育事業」を立ち上げ、
走り始めています。

この業界、圧倒的に成功した人はいくつもいます。

その人達に、アイデア、ヒントを聞くことはできる。
実際、お金を払って相談しています。

でも、100%うまくいくやり方があるか、
と言われたら、そういうわけでもないのです。

なぜなら、おおよその方向性はわかっても、

先駆者と自分は、能力も違う。
もっているリソースも違う。
与えられた環境も違う。

だから、1ヶ月、1週間、1日の中で行う
細かい行動を、全部指示してもらえるはずもない。

だから、成果を出したい、
すなわち「当たり」を引こうと思うには、結局、

『圧倒的な手数』

がなければ、成功などかなわない、
と感じるのです。


■そして、それはあらゆることで、同じなのでしょう。

・自分のキャリアも
・仕事の新規プロジェクトも
・新しいチャレンジも
・営業戦略も

結局、

【 結果を出すためには「確率の高い宝くじを引くイメージ」を持つこと 】

そして、

【手数を出すこと】

が重要であろう、そのように思う次第。


私もこれまで、
ある領域で成功できた、と感じたときは、
その背後に、知的にも、物理的にも、圧倒的な”手数”がありました。

100%確信があったわけではないけど、
「このあたりかな」と

『目星をつけて、くじを引きまくる』

ことが結果を生み出してくれた、と思います。

いい宝くじ売り場を見つけて、
そして、くじを引きまくりましょう。

実際の「宝くじ」よりも、
ヒット率は高いはずです(笑)


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>

生き残る確率が50%もあるなら、
僕は迷わずパラシュートで降りて、写真を取りに行く。

ロバート・キャバ(ハンガリー生まれの報道写真家)
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