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1725号 2018年11月7日

「ダメなところばかり見ていると、ダメな人間に思えてくる」ので注意すべし

(本日のお話 2705字/読了時間3分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は引き続き、

『ヘルピング・クライアンツ・サクシード』

の研修実施の2日目でした。

ならびに、1件のアポイント。

加えて研修後は、懇親会にて、
久しぶりに遅くまで飲み交わしました。

(お付き合いいただいた、
 C社の皆さま、ありがとうございました!)



また、先日よりご案内しております、

【異業種交流会 ~経済環境分析を試みる~】

ですが、多数のお申込みにより、
昨日、満席となりました。

ということで、申込みをクローズしたところ、
「是非、参加したい」というお問い合わせを
いくつかいただきましたので、

定員を増やして、あと1日だけ
募集を継続することといたしました。

ご興味ある方は、以下よりお申込みくださいませ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【異業種交流会 ~経済環境分析を試みる~】
 https://goo.gl/forms/gJ1chof7WppVb7VA2
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆さまにお会いできますこと、
心より楽しみにしております!


■さて、本日のお話です。

最近、ずっと、

”「強み」にフォーカスし、
「弱み」はマネジメントする”

ということに意識と時間を注いでおりますが、

昨日、自分がやらかしてしまった
”しくじり”により、

【弱みのマネジメント』

について、改めて思うことがありました。

本日はそのことについて、
感じたことを皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「ダメなところばかり見ていると、ダメな人間に思えてくる」ので注意すべし】


それでは、どうぞ。



■人は、色々な側面を持つ生き物です。

私はストレングス・ファインダーをやって、
そのことを強く思い知りました。

その人がナチュラルに力を発揮できる

「強み」

は、よくよく見れば、
たしかに誰しもにあるものです。

反面、全然力を発揮できない
むしろ迷惑ばかりかけてしまう、
あるいは成果につながらない、

「弱み」

もあるものです。


■こと、私の話で言えば、

・物事を言語化する
・臨場感と感情を乗せて思いを伝える
・ビジョンや未来を描く
・思いついたアイデアをすぐ形にする

ということは、やっていて楽しいし、
非常にナチュラルにできる「強み」である、
と思っています。

しかしながら、

・物事をミスなく、滞りなく行う
・慎重に、リスクを考えてスタートする
・色々なケースを予め想定する

という意味では、本当にどうしようもなく、
ポンコツな側面があるのです。

昨日も、なんとなく契約したインターネット回線が、
自分のマンションだと、ものすごく遅く、
契約解除をしようとしたら7万円(!)かかる、
と言われて愕然としたのでした。

(きちんと契約を確認しなかったため起こった、
 悲しき結果でございます。。。)


お恥ずかしながら、

こと、この「慎重さ」という側面で言えば、
新卒や入社直後の人にも負けてしまうのではないか、、、

と思うほど。


■昨日もその点について、
大いなるミスをしてしまい、

しかも、恐ろしいのが、

”かなり気をつけてやっていたつもり”

にもかかわらず、結局ミスをする、
という結果に陥った、ということ。


そのことを自分の中で反省し、
反芻していくと、こう、頭の中で声が聞こえるのです。

(なぜこんなに普通のこともできないのか、、、)

(自分は著しく欠陥があるのではなかろうか、、、)

(自分は社会人としてアウトではなかろうか、、、)

そう、己を攻めるのでした。


■もちろん、反省は大事です。

しかし、人は心理的に、

”『凹んだ部分』に目が行く”

という傾向がある、というポイントを、
抑えておく必要があるとも思うのです。

完全な「◯」よりも
一部穴が空いている「C」のような◯があった場合、
私達は「◯」の欠けている部分につい目がいってしまうもの。

すなわち、

「出来ているところよりも、
 出来ないところに意識を集中してしまう」

ものなのです。

■しかし、気をつけないといけないことは、

『ダメなところに意識を集中すると、
 ダメな部分ばかり、目立ってみえる』

のです。

そしてそれを繰り返していくと
最終的には、

『存在そのものがダメに思えてくる』

場合もある、ということ。

このことに、重々注意する必要があるな、
と感じたのです。


本当は欠けていない素敵なところもあるのに、
ダメな部分だけが意識の中で大きくなる。

本当は、10%欠けているとしても、
そこばかり見ていると、あたかも、
50%くらい欠けているように錯覚してしまう。

、、、


その人が生み出している勝ちは、
「強み」と「弱み」の合算であり、

『総合力』(足し算と引き算)

で付加価値を社会に提供しているにも関わらず、
プラス面が見えなくなり、マイナスだけ見ると、
自尊心が著しく毀損されていきます。



■確かに、

”出来ていないところは、出来ていないところ”

として、真摯に向き合う必要があります。

無視をしていいものでも、ないのでしょう、

しかし、

「真摯に向き合うこと」と、
「そのことに囚われること」は、

別物であると思うのです。


自分でも他人でも、

「強み」は「強み」として
しっかりと認めてあげる。

その上で、

”出来ていないところ”、
”弱み”を客観的に見つめて、対処をしていく。

そのことが、健全な心持ちであろう、

そのように思ったのです。



■先日、自分自身の失敗で、

(自分は著しく欠陥があるのではなかろうか、、、)

と己を攻め続けたところ、

ポジティブであるはずの自分が、気づけば、
自己効力感が著しく下がっていた現状を顧みて、


【ダメなところばかり見ると、ダメな人間に思えてくるので注意すべし】


だな、と思ったのでした。

もちろん、”弱み”の改善は真摯に取り組みつつも、
それに囚われて動けなくなっては、
期待いただいているお客様や関係者に、
それこそ申し訳がたたない、

そのように自戒を込めて、言い聞かせた
(自分を励ました)次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって、素晴らしき1日になりますように。


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<本日の名言>

不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。
自らの強みに集中すべきである。
まったくの無能を平均以下の水準にするには、
一流を超一流にするよりも、
はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。

ピーター・ドラッカー
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