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1772号 2018年12月24日

「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル(前編)

(本日のお話 2102字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日、日曜日は朝から友人とともに、
『7つの習慣』の読書会を実施。

また家に帰って、午後からは
「ストレングス・ファインダー・ワークショップ」の振り返り、
並びに、次回に向けて、プログラムコンテンツを見直していました。

最近、休日も研修プログラムの開発などしていますが、
これが本当に、遊びのように楽しいです。

今までずっと「営業」がメインでしたので、
脳の新しい場所が刺激される感覚がして、
大変、学びになっております

本日も、1月6日(日)に開催する、
「リベラルアーツを探求する」プログラムについて、
より精度を高めるため、

世界の歴史/日本の歴史をまとめる1日になりそうです。

これまた、楽しみです。



さて、本日のお話です。

昨日、『7つの習慣 読書会』を友人と行っている際に、
こんな質問が出ました。7つの習慣とは関係ないのですが、

「コミュニケーション能力は、どうすれば高まるのか?」

という質問。

このテーマは、他にも悩まれる方も多いように思いますので、
本日は「コミュニケーション」というテーマについて思うところを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは


【「コミュニケーション能力」を劇的に高める3つのスキル(前編)】


それでは、どうぞ。


■人は人と働く生き物です、

ゆえに、「コミュニケーション能力」というテーマで悩む人、
かなり多い、、、そう、個別コーチングをしていても感じます。

例えば、

・話が分かりづらいと言われる
・話が長くなりがち(でも自分でどうしようもできない)
・抽象的な話になり、伝わらない
・話が拡散して、何がいいたいか自分でもわからなくなる

よって、伝えることができない、伝わらない…

そんなお悩み、結構多いのです。

「コミュニケーション」と一言で言っても、
その言葉には、様々な意味を含みます。

「話すこと」と「聞くこと」、
これらはどちらも”コミュニケーション”と分類されますが、
今日お話をしたいのは、

”「伝える」というコミュニケーション”

です。


■さて、では本題ですが、
まず考えてみたいのが、

「なぜ伝わらないのか?」

ということについて。
このことを少し探求したいのです。

「伝わらない原因」を考えてみると
大きく”三つの理由”があると思います。

それは、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<相手に伝わらない理由>

1,「テーマ(何の話か)」がわからない

2,「ボキャブラリー」が貧困である

3,「例えば」の話ができない

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

である、そう思うのです。


■1つずつ、説明していきますと、
まず一つ目。

「1,「テーマ(何の話か)」がわからない」

という話。

これは、

”「何のテーマの話なのか?」「要点は何なのか?」
 が不明瞭なまま話し始めて、相手が混乱する”

というパターン。


よく「ロジカル・ライティング」、
「ロジカル・スピーキング」というような
”ロジカル系のテクニック”に紹介されている有名な話ですが

「伝わりやすい話し方」というのは、
非常に論理的なのです。

[1]これから◯◯というテーマについて、話します。

[2]言いたいことは「3つ」です。

[3]1つ、◯◯。2つ、△△。3つ、□□です。

[4]では、具体的にお伝えしますね…

、、、

みたいな話し方。

なんだか堅苦しく思えるかもしれませんが、
この「話し方の構造」が頭に常にあるかどうか、が重要なのです。

それがないまま、闇雲に思いついたまま話し始めると、
何が言いたいのか意味不明で、相手に無用なストレスを与えます。



例えば、「悪い例」。

「ちなみに、、、、朝8時に来てくださいね。
 持ってくるものは別に特にありませんけど、
 お茶など買ってくるといいかもしれませんね。
 あと、良い人が多いといいですよね、天気が良いとなお最高です。
 初めての試みですし、緊張しますからね」

みたいに、バラバラと話されると
何の話かさっぱりです。

これに早口とか混ざると、もう最悪です。

でも、それを最初に、

”「明日のピクニックの話」ですけど、、、”

と、「テーマ」を伝えてから始めると、
相手は「心の準備」ができます。

話の内容の予測がしやすくなり、
格段に聞きやすくなるのです。

人は、

『「予測できないこと」がストレスになる』、

このことを知っておく必要があります。


■そして、2つ目

『2,「ボキャブラリー」が貧困である』


これは、特に

”自分の気持ちや考えを整理するとき”

の話です。

そもそも”ボキャブラリー(言葉の幅)”が少ないと、
自分の思いを、的確に言語化することができません。


例えば、

・あの授業、ヤバくね?
・とにかくヤバかったのだよ、マジで
・あの映画、ヤバいから。
・あの人、ヤバすぎだよね。

としか言えなかったら。

「何かしら心が、激しく揺れ動いた」
ということは相手に伝わるでしょうが、

・それが「ポジティブな意味」なのか、
 はたまた「ネガティブな意味」なのか

・ものすごく「共感した」のか、
 はたまた「異論を感じた」のか

・「感動した」のか、「怒りを感じた」のか

、、、

などの違いはわかりません。

ボキャブラリーが貧困であると、
”心の機微”を言語化できないのです。

ゆえに、

「自分が感じたことを、相手に伝えることができない」

のです。

「言語の幅」とは、

 ”思考の深さ”であり、
 ”表現の多様さ”であり、
 ”相手に伝えるための武器の種類”

なのです。

これは、「本」を読んだり、
言葉についての感度を高めることが必要です。


■そして、「3つ目」。

『3,「例えば」の話ができない 』

ですが、、、、

長くなってしまいましたので、
続きはまた明日、お伝えしたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

良いクリスマスをお過ごしください!

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<本日の名言>

優柔不断ほど疲れることはない。
そして、これほど大きなエネルギーの無駄もない。

バートランド・ラッセル
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