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1796号 2019年1月17日

小泉進次郎さんの「100年時代の社会保障」の講演を聞き思う、リーダーの姿勢

(本日のお話 2384字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに実施中の上司の方向け、
研修説明会などでした。

また夜は小泉進次郎氏の講演会に参加してまいりました。

そして、進次郎さんの真剣さと、
言葉の力強さに、非常に感銘を受けた次第。



さて、本日のお話です。

昨日の小泉進次郎さんの講演を聞き、
その内容もさることながら、

「リーダーのあり方」

について強く感じることがありました。

本日は、昨日の講演の内容も含めて、
学んだこと、感じたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【小泉進次郎さんの「100年時代の社会保障」の講演を聞き思う、リーダーの姿勢 】。


それでは、どうぞ。


■「政治」というと、
苦手とする方も、多いかも知れません。


私もお恥ずかしながら、
「政治」については、そこまで関心を持たず、
ここまで生きてまいりました。


どうやって政策が決められているか、
政治家が何をして、どんなことを考えているのか、、、

それらはテレビから伝わってくる、
おじさん達のやりとりという印象しかなく、
何となく知っている、新聞を読む、

くらいが正直なところでした。

(自分の幼稚さを棚に上げておりますが汗)


■しかしながら、

・「政治」が行う政策が、
 我々の生活にどのように影響を与えているのか

・一つの政策を変えるために、
 多くに労力がかからざるを得ないということ

・「政治」という文脈では、これまでよりも、
 現在は圧倒的なスピードで物事は進んでいる

、、、

そんな”生の声”を、
熱を込めて話される小泉進次郎氏を見て、
政治がぐっと身近に感じたのでした。



講演では、進次郎氏は、
以下のような話をされていました。


「Q、日本の政治でモデルにする国はあるか?」

という質問に対して、

「他国の政治家と話をしていて、
 日本は100歳以上が現在6万9000人いて、2030年には30万人を超える、、、
 というと絶句されます。そんな国、どこにもないからです。

 日本は他国と全く違う環境下で、
 独自の社会保障のあり方を考えねばならない、と思う」

あるいは、


「100年時代の生き方は、"行き方"です。
 
 働き方、だけでなく、
 自分が人生で何を選んで、どうしたいのかを考える必要がある。

 20年学び、40年働き、20年休む、という
 「レールありき」の考えは、もう通用しなくなっている。

 一人一人が、どこへ"行きたいか"を考えることが大切だと思いますし、
 社会はそれをサポートする仕組みにする必要がある」

、、、


そんな回答で、聴いている私たちも、
考えてしまうのでした。



■他にも、色々なお話をされていたのですが、
この小泉進次郎さんの講演を通じて、強く思ったこと。


それは、

『彼の一貫したあり方』

でした。


小泉進次郎氏は、非常に優秀な経歴を持ち、
色んなことを理解している方なでしょう。

言葉の端々や、引用する例、
具体的な数字や、各論で対策を語る姿など、
知性や知識の奥深さを感じました。

これは、同世代でも、
生きている世界が違うな、、、
ちょっと凹んでしまうほどです。


しかし、その中でも、
凄いと思ったのが、


「質疑応答の際の、”回答の仕方”」


だったのです。

ここに、もっとも衝撃を受けました。


■どうしても、政治家や弁護士、医師
コンサルタントなどでなんでも良いのですが、

「先生」

と呼ばれる立場にある人は、
横柄になってしまいやすい、と思うのです。

というのも「先生、先生」と意見を請われ、
尊敬される立場にある場合は、
普段から自制心を持っていなければ、
つい、そう思ってしまう、ということが、
人間心理の上で、あると思うからです。




私がこれまで参加してきた、
数多の講演、セミナーでも

面倒くさい質問などがあると、
いわゆる「先生」からの回答が、

「この質問はなんだ?」
「くだらない質問だ」とまでは言わずとも、

”軽視しているような空気”を、
一瞬、感じたことがありました。


しかし「その一瞬の空気感」が出た瞬間、
私たちはその空気を敏感に察知し、
その方の”器量”のようなものを感じ取ってしまう。


それは、私自身が色んな講演会やセミナーに参加する中で、
実際に感じてきた感情です。


■そして同時に思うこと。

それは、私たち自身にも、
同様のことが言える、ということ。


【何気ない一瞬こそ、「自分の本性」が現れる】


のです。


「なんとなく儲かるからやってる」
「本当に信じていないけど、言っている」
「まあ、仕事だからやっている」

という場合、その”あり方”は、
「ほんの一瞬の言動、しぐさ」に現れます。


表面的にうまくやろう、は、
不思議なことで、どこかでバレるのです。

結局、本気、本音でなければ、伝わらない。


ゆえに、私達は、
また特に人の前に立つリーダーは、


”常に「自分のあり方」を問い続ける”


ことが大変重要なのだろう、
そんなことを、小泉進次郎さんが、
どんな質問が来ても、全力かつ真摯に答えている様子をみて、


『リーダーとしての一貫したあり方』


を感じたのでした。


■最後に、進次郎さんが言っていたことが、
胸に残りました。


「仕事をしていると、どんな好きな仕事でも、
 ストレスはあります。嫌なこともある。

 でも、「自分が選んだ」という感覚があるから、
 たとえ、そこで失敗しても、受け入れられます。

 特に私みたいな若い人が一度もでも失敗すると、
 ”だから若いやつは”とすぐに言われます。

 だから、圧倒的な成果を出し続けないといけない。


 大変なこともあるけど、
 やっぱり政治という仕事が好きだし、
 その価値も信じているから、本気で出来ます。

 見ていてください。」


、、、そんなお話でした。


その言葉は、政党への支持などではなく、
いち人間として、胸を動かされるものがありました。




【人を動かすためには、結局、あり方こそが重要である】


そんなリーダーの姿勢を、
強く学ばせて頂いた次第です。

私も、己の役割をもう一度深く見つめ、
なすべきことを成していきたい、
そう思った時間でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今週も皆様にとってよい1日となりますように。


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<本日の名言>

魂のこもった青春は、
そうたやすく滅んでしまうものではない。

カロッサ

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