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1938号 2019年6月10日

今週の一冊『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』

(本日のお話 2450字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

さて、昨日土曜日は、朝から「礼法」のレッスン。

・襖の締め方(今の時代なかなかやりませんが、、、)
・ものの受け渡しのマナー

などについて学びました。

これもまた大きな気づきがありましたので、
後日、学びを共有させていただきたいと思います。


また、午後少し研修フォロー用のメルマガの記載をし、
夜は、再来週のトライアスロンに向けてスイムの練習でした。

3000メートル泳ぎましたが、
この1週間で少し楽に泳げるようになった気がします。

もう一息、頑張りたいと思います。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』
(著:幡野 広志)



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です。


※今回取り上げさせていただいている一冊は、
 「不治の病」(多発性骨髄腫)にまつわるお話です。

 病に関するお話であり、センシティブな話も含まれるため、
 予めご了承の上、お読み進めいただければ幸いです。


■この本は、著者の幡野氏が、
「多発性骨髄腫」と呼ばれる難治性のがんを宣告され、
そして、彼自身が死に向き合いながら、
その思いの丈を書かれた彼自身のお話です。



息子さんが1歳半のとき、
難治性のがんと宣告された氏は、

・平均余命3年であること、

・病気の中で、どのような症状が出て、
 そしてどのように進行するのか、

・その時、どのような痛みがあり、
 自分がどう感じるのか、妻は、周りの人はどう感じるのか、

、、、

そんな事実を知る中で多くの事を考えました。

そして、彼自身が、彼亡き後に息子さんに、
自分の考えを、思いが伝わるように、

あるいは自分の本当の想いが曲解されて
「お父さんが見ているよ」というような、
周りの親切心という名の暴力に巻き込まれないように、

その思いの記録を鮮明に、
今なお残し続けています。


■彼自身が思う価値観、考え、

・生とはなにか?
・死とはなにか?
・人生とは何なのか?

それらを今置かれている状況も含め、
正直にブログに書き綴ったところから、
この書籍が誕生しました。


■病というのは当事者しか、
本当の痛みはわからない、と私は思います。

しかし、病になると、
その周りの人の人生にも影響があります。

身近な人は心配しそしてできる限りのことをしよう、
とする人もいれば、場合によっては、

「病になった身内を持つかわいそうな”私”」

というような、主人公が本人からとってかわったる人、
長年連絡をとってこなかった人が、突然現れたりする、
あるいは感情に蓋をしきれなくなりお互いを傷つけてしまう、、、

そんな多くの出来事が起こる、と幡野氏は語ります。


病ということを舞台として、
優しさや親切という名の元、本人を傷つけ、
プレッシャーを与えることになることもあるし、
自分自身が予想もしない感情になることもある。



■患者本人がそのや病と戦う中で、
終末期の状況をしる中で、

・人生をどう終えるかという安楽死の問題を考える

・命を救おうとする医者、親族と、
 もう十分生きたという患者本人の葛藤を考える

・親に恵まれなかったという感じる氏自身が、
 どのように親子の問題を、血縁の問題を考えるのか、

・彼がブログを通じて出会った、
 「生きづらさ」を感じる人の取材を通じて感じたこと

、、、

とても大切だけど、
いざその時が来るまではなかなか向き合えないテーマを、
命を燃やして生きている幡野氏が言葉にしてくれることにより、

私達に、一筋の想像力を与え、
考えるきっかけを与えてくれる、

そんな一冊であると感じます。


■いつ、どこで、
どんな事が起こるかわからない。

自分の人生も、周りの人生も、
常に不安定な、陽炎のような存在であると、
しばしば思うことがあります。

そして、そんな中だからこそ、
今を大切に行きたいと思いますし、

身近な人、ご縁を頂いた人、
あらゆる人に、どんなことがあっても、
後悔なきようその時間を共にできればと、私は思います。


そして、幡野氏の、気負うことなく、
現実と命と人生に向き合い綴られた言葉は、
多くのことを考えさせてくれるきっかけになると思います。

とてもセンシティブな内容ではあるものの、
それ以上に、とても大切な話だと思いましたので、
本日ご共有させていただいた次第です。

よろしければ、ぜひお手にとってみてください。

(以下、書籍の紹介です)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「34歳のときに治らないがんの告知を受けた。
後悔はない。それは、すべてを自分で選んできたからだ。

生きにくさを感じている人に、
生きやすさを感じてもらえることを願って――。」

家族、友人、仕事、お金、自分の居たい場所、そして生と死。
命を見つめ続けてきた写真家が、大切にしてきた「選ぶ」ということ。

自らが取材したがん患者や、患者の関係者たちとの対話を通して見えてきたもの。
最後に選択するという安楽死について。
生きにくさを超えるために、自ら「選びとる」ことの意味を、強くやさしいことばで綴る。

「子どもって人生において選択肢を選べることが少ないですよね。
“与えられた”や“奇跡”という綺麗な言葉で言い換えることもできますが、
親や家族はもちろん、生まれ育った地域で最初の友人も決まるわけです。

社会の大人からいい子であることを求められて、子どものころから選ぶ習慣がないから、
大人になっても自分の人生を選べない、考えることが苦手な人がいるんだなぁと感じます。

子どもの頃って、どうしても選ぶことができないけど
大人になったり、病気で人生が短くなってくると、
じつはなんでも選べるし、選ばないといけないんですよね。

生きにくさを感じている人に、生きやすさを感じてもらえることを願っています。
(タイトルによせた著者)」

【目次】
1章 そしてぼくは、旅に出た。
2章 ぼくたちが求めている自由 ~Kさんへの取材を通じて~
3章 ほんとうの自立とはなにか ~Mさんへの取材を通じて~
4章 逃げ場を失わないために ~Tさんへの取材を通じて~
5章 家族のかたちを選びなおす
6章 ぼくが最後に選ぶもの


(※引用:Amazonブックレビューより)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後までお読みいただきありがとうございました。


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<今週の一冊>

『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』
(著:幡野 広志)



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