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1943号 2019年6月14日

「自分を活かす絶妙ポイント」を見つけることは、仕事のパフォーマンスを高めてくれる

(本日のお話 2356字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、明朝にトライアスロンの練習。
バイク40キロにスイム1時間の練習でした。

その後、企画書の作成や、研修の準備など。
夜は、人事関連でお世話になっている友人と、会食でした。
(Nさん、ありがとうございました!)



さて、本日の話です。

いよいよ、約1週間後に迫ってきたトライアスロン。
私が今まで挑戦したことがない種類のレースです。

今日はこの練習を通じて学んだことについて、
(ちょっとマニアックな話ですが…)
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「自分を活かす絶妙ポイント」を見つけることは、仕事のパフォーマンスを高めてくれる】


それでは、どうぞ。



■トライアスロン。

ハードだと言われるこのレ―ス。
確かにそうなのですが、実に奥が深いようです。

ちなみに、トライアスロンには大きく距離が3種類あります。
(ご興味があるかは不明ですが、、、ご存知でしたか?)

それは、

・ショートディスタンス
(トータル50kmくらい/スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)

・ミドルディスタンス
(トータル100キロくらい/スイム2km、バイク70km、ラン20km)

・ロングディスタンス(通称:アイアンマンレース)
(トータル200キロ~/スイム3.8km、バイク180km、ラン42km)


というもの。

今回私が出場するのは、
『徳之島トライアスロン』というミドルディスタンスのレース。

2キロ泳いで、70キロ自転車こいで、20キロはしります。

本当はアイアンマンに出場したかったのですが、
抽選に外れてしまいました。。。

、、、が、今となっては安心しています。
なぜなら、今の私では絶対にムリだったから(汗)


■私は100キロウルトラマラソンを何度も完走していますが、
「スイム」と「バイク」は全く練習してこなかったため、未知の世界。

ミドルディスタンスでも、恐怖です。

特に「スイム」などは

・波がある海で泳いだことはない
 (というか足がつくところでしか怖くて泳げない)
・2キロという距離も連続で泳いだことがない

のです。

つまり、ぶっつけ本番で極めて不安。


また、「バイク」もありますが、
非常にアップダウンが激しいコースで、
70キロ漕ぎ続ける言う事もしたことがありません。

やっぱり極めて、不安なのです。

ゆえに、限られた時間とはいえ、
「できる準備はしておこう」と、

・色々とマニュアル本を読んだり、
・楽に、溺れるリスクなく泳げるのか、
・いかにバイクに体力を使わずに漕げるのか

と、練習に時間を使えない代わりに
「あーでもないこーでもない」と工夫をしようと、
試行錯誤していたのでした。



■そして、そんな最中、
昨日の練習中、自分の中で、
「ある気づき」があったのでした。


ちょっとマニアックな工夫なのですが、
「バイクやスイムを微調整してみた」のです。

”ほんの数ミリ、サドルの位置を高めてみる。
 ほんの数ミリ、サドルの位置を倍にして見る”

という微調整。

そして、スイムでは、

”0.2秒だけ息を吸う顔を出すタイミングを遅らせてみる
 手をかぐ角度を少しだけ外に広げてみる”

という微調整をしました。


ほとんど、変わったことはないといえば、ないのです。

でも、そのわずかなる「微調整」により、
なんとなく自分にハマった感覚がして、


【自分という素材が活かされて、歯車が噛み合った】


感覚を持ったのです。

そして実際、バイクは平均スピードが2~3キロ高まったし、
スイムも呼吸が楽になった。

肉体的に急激に伸長したわけではない。
しかし、確かに楽に、効果的にできるようになった。


そしてその時思ったことが、
結局、「自分の活かし方」これを追求することが、
筋力や基礎体力を超えて、同じ素材でもパフォーマンスが変わるのだろう、

それを肌感として感じたのでした。



■その種のマニュアル本には、
「これがオススメ」というフォームが記されています。

しかし、

『自分がはまるポイント』

と言うのは、最終的には、
自分の感覚でしかわかりません。

そして、それはパッと見おなじでも、
絶妙に違うものである、と思うのです。


でも、自分自身が、
「自分のはまるポイント」がわかると、
パフォーマンスが高まるし、そして再現性も持たせられます。


■そして、思うのです。

この

”「自分がはまるポイント」を見つけてパフォーマンスが高まる”

というのは、仕事や人間関係や、他人生のあらゆることでも、
同じことが言えるのではなかろうか、と。


例えば、「自分がはまる仕事のスタンス」とは何かを考えてみる。
それはきっと、人によって違うはず。

個々人によって、

・「新しいことにチャレンジをしている時」が楽しく、成果が出る人もいれば、

・「自由に決定権を持ち、進められる時」が 楽しく、成果が出る人もいれば、

・「仲間とともに、何かを作り出していく時」が 楽しく、成果が出る人もいれば、

・「目標があり、常に達成し続けていく時」が 楽しく、成果が出る人もいれば、

・「規律正しく、日々粛々と同じ行動を守り続けること」に居心地良さを感じる人もいれば、

・「トラブルなど、困っている人を助けるとき」にやりがいを感じる人もいる。

、、、


「仕事は誰かの役に立つもの」という、
前提条件のようなものはあるとても、


『それをどのように実現するのか』


という「やり方」は人それぞれ違うし、
それでいいのです。

そして、その「やり方」を、
「自分がはまるポイント」として知っているか否か。

その人自身のこれまでの体験や経験から、
「こういう条件の時は最高の自分のパフォーマンスが高まる」
といえる『自分がはまるポイント』というのを認識しているか否かが、
極めて重要であろう、と思うのです。



■ゆえに、


1,「自分のはまるポイント」を明確に理解する重要性をしり、

2,どんな時にパフォーマンスが高いのか、リトマス紙を当て続ける
  (=自己限定せずチャレンジする)

3、 ストレングスファインダーなどで、
  自分のやりやすい思考・行動の傾向を知る


などを通じて、「自分のはまりポイント」を見つけることが、
自分を活かすための重要な要因になるし、

100年時代と言われるキャリアの中だからこそ、
極めて重要なのではかろうか、

そんなことを思った次第です。


ということで、
トライアスロンのフォームがバッチリはまるとパフォーマンスが高まる、
というお話からふと思った、


【「自分を活かす絶妙ポイント」を見つけることは、仕事のパフォーマンスを高めてくれる】


というお話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

一つのことが万人にあてはまりはしない。
めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。

ゲーテ(ドイツの劇作家)
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