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1984号 2019年7月28日

『ポーゼン生産性評価』の第一番目の設問が、なぜ「毎晩少なくとも7時間の睡眠をとりますか?」なのかを考えてみた

(本日のお話 1904字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日はお世話になっているお客様への、
マネージャーの皆さんに対しての
『ストレングス・ファインダー研修』の実施でした。



さて、早速ですが本日の話です。

2週間前に177キロマラソンを
風邪気味の中、完走してからというもの、
風邪を完全にこじらせてしまいました。

そして今、やっぱり「無理はよくないなぁ」と思うとともに、
改めて「健康管理(睡眠、体調)」の大切さを痛感しております。

今日はこの「体調」にまつわる気づきについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【『ポーゼン生産性評価』の第一番目の設問が、
 なぜ「毎晩少なくとも7時間の睡眠をとりますか?」なのかを考えてみた】


それでは、どうぞ。


■数日前にご紹介いたしましたが、
自分の生産性を客観的に図る方法として、

『ポーゼン生産性評価』
https://www.dhbr.net/articles/-/5544?page=2

(※ハーバードビジネスレビューより)

とアセスメントが公開されています。


マサチューセッツ工科大学の上級講師である、
ロバート・C・ポーゼン氏により開発されたこのアセスメント。


・日々のルーティン化の仕組み
・メールの返信の方法や、
・会議の運営方法、
・スケジューリングの仕方、
・多くを達成しようという意欲

など

現代人の現状に合わせて、
「生産性」というものを体系的に設問に落とし込んだ、
非常に現実的かつ、実用的な21の質問で構成されています。



■そんな「ポーゼン生産性評価」。

その21の質問の第一番目とは、


『1,毎晩少なくとも7時間の睡眠をとりますか?』


となっています。


この意味を特に考えずにいたのですが、
この2週間位の自分の体調と照らし合わせて
わざわざ「睡眠」を1番最初に持ってきた理由が、
はたとわかった気がしたのでした。

(私の個人的な感覚として、ですが)



■というのも、177キロマラソン走ってからというもの、
”自分の体”に変調がありました。


・2週間たっても風邪が治らない
 (咳、鼻水などが出まくる)

・諸々忙しく睡眠時間が少なくなっていた

・177キロマラソン以降なぜか熟睡がしづらく、
 夜中に目が覚めてしまう

と状況になり、結果、

”「睡眠」の量と質”

が担保できていなかったのでした。


177キロマラソンでの一番の学びは、
”走ることを諦めないのが大事”…ではなくて、

最も大切な気づきが奇しくも、

「人には睡眠がなければ何もやる気がしない」

という教訓だったにもかかわらず。


■睡眠が不足すると、
あらゆるものが”回らなくなって”きます。

それはもちろん「生産性」もそうだし、
その他のこともとうs.


まず、

・やる気がしない(仕事が溜まっていたとしても)

から始まり、

・些細なことでイライラしてしまう

・自己肯定感が下がる

・自分の感情、理性のコントロールがしづらくなる
 

…と「精神」にも影響してきます。

子供が眠いと不機嫌になる、
とありますが、多分大人もそんなに変わらないんじゃないかと。


そう言えば、幼き頃、父親も腹が減ったときに、
良く怒っていたなあ、と思い出しました。


そして、睡眠不足をはじめとした、

「本能を奪われた影響による精神的変調」

は私以外にも、同じように、
起こるのではなかろうかと思います。

ゆえに、改めて

『睡眠は超重要である』

と言うこと。


■いくらメールの返信に気をつけても、
スケジューリングに気をつけても、
会議の進め方に気をつけても、
食事を集中できるものに変えようとしても、

「気をつけよう」
「変えよう」

と思う、車でいうガソリンのごとき
エネルギーの源がなければ、その思いを行動にすることはできません。


なのに関わらず、つい私たちは

「1日くらい何とかなるだろう」
「週末まで何とか眠れるだろう」

と自分の肉体と精神の力を、
過信してしまいがちではなかろうか、
と思ったのです。


しかし、177キロ(34時間)レースで学んだ事は、

【睡魔と言うのは意志力を無にする、暴力的なまでの力がある】

ことでした。


走っていても、気絶するように、
何度も道ばたで、ガードレールで、
田んぼのあぜ道で寝てしまうほど、

「ゴールへの意志の力」を無にすることを、
身体で学んだばかりでした。


■そして、現実に戻って”睡眠”の不足を体感し、

改めてその「睡眠の大切さ」という簡易な言葉で語れない奥深さを、
感じております。

きっとそれは、国を超えて、人種を超えて、
文化を超えて、時代を超えて普遍的なもの。


ゆえに、”シンプルに一番重要”だから、


【『ポーゼン生産性評価』の第一番目の設問は、
 「毎晩少なくとも7時間の睡眠をとりますか?」なのであろう】


そのように思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

人生にとって健康は目的ではない。
しかし、最初の条件なのである。

武者小路実篤(小説家・詩人/1885-1976)
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