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2126号 2019年12月16日

「筋肉体操」から学ぶ、5分の重み

(本日のお話 1888字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、コーチングの実施。

加えて、引っ越しのための物件選びに
町の不動産へ行ってまいりました。



さて、本日の話です。

研修をしていて、
しばしば耳にするよく言われる意見が、

「時間がない」

というコメント。

今日はこの「時間がない」感覚を打ち破る
(と個人的に思っている)、

お勧めの施策を、
1つお伝えさせていただければと思います。

タイトルは、


【「筋肉体操」から学ぶ、5分の重み】


それでは、どうぞ。



■流行語大賞も生み出した

「筋肉体操」なる番組があります。

皆様も、知っていますよね?


私も、少し前からこの「筋肉体操」を
週に2-3回ほどですが、
実施するようになりました。


そしてそこで得た感覚と言うのが、
少し大げさかもしれませんが

「5分の重み」

なのです。


■忙しい毎日を送っていると、

まとまって、1時間2時間と時間を取り、

しっかりと本を読む時間、
資格の勉強、運動する時間など、
見出しづらいことも、あるかもしれません。


仕事をして、
家に帰って家庭のことをして、
あるいは友人付き合いや、飲み会や、
その他、個人的な事情も含めて、

「何時間もゆとりある時間を持ちうる」

人も少ないようにも思えます。


ゆえに、例えば研修などで、
「新しい知識を実践してみましょう!」
などといっても


「なかなか時間が取れなくて難しかった」
「今の時間では、新しいことをする余裕がない」


と抵抗を感じたり、

あるいは声にだして言わずとも、
心の内で「時間がないしムリ」という気持ちが沸き起こり、
結果として、新しいことに取り組まない、

ということも、しばしば起こっているよう。


■ただ、本当に時間がないか、
というと、そんなことはないはず。

必ず、何かしらの
「隙間の時間はある」
はずなのです。

そして『筋肉体操』とは、

「その隙間時間
 5分、10分の価値について体感させてくれる、
 格好のトレーニングツール」

ではないかと思っております。


■やっていただくとわかりますが、
『筋肉体操』、実によくできております。

なんだか盛り上がるサックスの曲で始まり、
先生の「さぁ一緒に始めましょう」的な声で盛り上げる。

なんだかその雰囲気も、
ちょっと面白い。

やることは、なんてことない、
いわゆる「筋トレ」なのです。

例えば、腕立て伏せの場合、

・20回の腕立て
 ↓
・1分休憩
 ↓
・30秒間ハイスピード腕立て(10秒間休憩)
 20秒間ハイスピード腕立て

というシンプルな構造でs。


ただ、シンプルな内容なのですが、
実によくできている。

キツくなってきたときに、

「ここからが本番です!」

「あと5秒しかできません!」

「キツくてもやる、出し切る!」

といいタイミングで、
効果的なエールを送ってくれる。


後半のキツくなってきたチャレンジの時は、
そこに合わせて音楽も変わり、
チャレンジフルな気持ちを掻き立ててくれる。

鼓舞され、背中を押され、
やろうという気持ちを、
かきたてられてしまい、やりきる。

すると、なんとも言えない充実感と、
疲労感を胸(と胸筋)に感じます。



そしてインストラクターの先生が、
4分50秒頃、こう締めくくります。


「たった5分でも、筋肉を追い込むことができます」

「筋肉は、裏切らない」


■やった後、
私の中で湧き上がってくる気持ちは、
疲労感とともに、

「たった5分なのに、
 集中してやれば結構いろいろできるのだ」

という、筋肉とは一見関係ない、
”俯瞰した学び”です。


思うに、
たとえ5分、10分の隙間時間だったとしても、
何かを集中してやると、できる事はあるものなのだと。



例えば、

英語学習もそう。
瞬間英作文を10分間集中してやると、
それを日々積み重ねるだけでも、
英作文の能力はかなり身に付いてきます。


ストレッチ。

1日10分真剣にやれば、
体は柔らかくなっていくでしょう。


読書。

10分間集中して読んでいると、
それなりに読み進めることができるもの。

他にも、細かいことでも
「集中してやれば出来ることは多い」
ものなのです。


■そして1日とは、

”そのような5分、10分の積み重ねである”

わけですし、
そのことを体感できると、

意識していない隙間時間をもっともっと、
有効活用できるんじゃないか、

という気持ちを湧き上がらせてくれるのです。


そしてこれは、
「意識の問題」です。

『5分の重み』を
体感覚として知ることで、結果的に、

「5分10分をもっと効果的に使おう」

と思えるのかもしれません。


■『7つの習慣』において

「緊急ではないが重要なこと」
(=第2領域)

に時間をどれだけ投資するかが、

”人生をより豊かにするための1つの方程式である”

というような話をしますが、

時間がない中でも、
「第2領域」に投資する工夫は、
必ずできるはず。

小さな5分10分の積み重ねが、
遠いところに私達を連れて行ってくれるように思います。

そして、その思いを湧き上がらせてくれるのが、
1つ、『筋肉体操』ではなかろうか、

と(個人的)に思っております。


ということで、やったことがない方は、ぜひ。
5分の重み、感じられるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

鉄も使わないと錆びる。
怠惰もまた、心の活力を奪ってしまう。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリアの芸術家/1452-1519)

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