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2246号 2020年4月14日

「リモートワークで実はサボりがち」な方にお届けしたい、ポーゼン先生の問い

(本日のお話 2565字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

明日、明後日で開催する
新入社員研修(オンライン版)を実施にあたっての
打ち合わせでございました。

またその他、1件の研修の打ち合わせと
システムコーチングの仲間との勉強会1件でした。

最近、ずっと家にいるので、
気づいたら体重がものすごい増えておりました(汗)

来月予定していた100キロマラソンもなくなってしまったので、
運動の目標を立てないとヤバそうです(お腹が、、、)



また、昨日より

『ストレングス・ファインダー(オンライン版)』

も引き続き募集中!

定員になり次第締切といたしますので、
ご興味がある方はぜひお越しくださいね。

皆さまの「強み」を、
解き明かして参りたいと思います。

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よろしくお願いいたします。

■さて、本日のお話です。

皆さまのお話を聞いていると、
だいぶリモートワークが進んでいる方も、
増えているようです。

私自身、家で仕事をしながら

「どうやったら生産性を高められるのか?」

を最近ひたすら考えており、
色々と試しながら1日で出来る仕事を最大化しよう!

と取り組んでおります。

ということで、本日は
「生産性」をテーマに皆さまに情報の共有をさせていただければと思います。

タイトルは、

【 「リモートワークで実はサボりがち」な方にお届けしたい、ポーゼン先生の問い 】

それでは、どうぞ。

■リモートワークが増える中、
組織で働く友人と話をしていると、

「リモートワークにも賛成・反対色々ある」

と感じております。

私は「いいじゃん、どんどんやっちゃえ派」ですが、
とはいえ、”職場”という共通空間に行くと、

・会社にいくと「よし仕事だ!」という気合が入る

・空気や雰囲気、匂いでわかる「社内情報」が得られる

・何気なく声をかけあって楽しく仕事ができる

など「人との交わり」による生産性の向上、
というプラスの効果がある、と言いますし、
実際それはあるよな、とも思います。

■しかし、リモートワークとなると、基本一人の世界。

(一応連絡を取り合えるとはいえ)
空気を感じたり、聞こえてくる情報をキャッチして意思決定をしたり、
声を掛け合ってお互いのモチベーションを高めて、
そして“生産性を高める”というより、

・職人的な生産性の高め方
(=自分一人でも集中して仕事をする)

・ルールで生産性を高める
(=オンラインミーティングも皆が意見をいい、
決められた時間の中で物事を決めていくルール)

という、これまでと違ったルールが
必要になってくるようにも思われます。

(多分、このあたりは大きな組織で働かれている皆さまのほうが
色々思うところがあると思いますが、いかがでしょう?)

■そんな中、先日、私の友人で
組織で働き、チームのマネジメントをしている方が、
こんな事を言っていました。

「リモートワーク、ほんと大変、、、。

ようやく、オンラインの会議も
ルールを決めることで上手く言ってきたけど、
それまで全然上手く行かなかったよね」

と、つぶやきます。
やっぱりリアルの場と進め方が違うから、
うまく仕事が回らなかった様子。

「そうなんだ。ちなみに
どんな工夫したら上手く行き始めたの?」

と聞くと、こう答えました。

「例えば、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、

1,事前に、前回の議事録を読んで会議に参加すること

2,今回の会議のアジェンダを1日前に送ること

3,傍観者にならないように、皆に役割を設けること

をルールに決めてやったら、
上手くオンライン会議も進むようにはなったよね」

だそう。

■確かに、やっている人にとっては
当たり前かもしれません。

でも、こういうことは
日本中のどこそこにあるとも思えます。

そしてこの事象は、

”今まで空気が助けてくれていたこと”

が、その空気に頼れなくなったときに、
先述の友人の事例のように、

“何かしらを「ルール」として設けるなどで
自律すること個々人に求めている”

という流れなのかもしれない、、、
とも感じたのでした。

■では、自ら「自律」して
かつ生産性高く働くために、
「どのようなルール」を設けたらよいのか?

それについて、ぜひ皆様にご紹介したい
とても便利な「生産性の指標」があります。

その名も

『ポーゼン生産性評価』。

これは、マサチューセッツ工科大学のマネジメントの専門家
ポーゼン先生が、

”現代のプロフェッショナルが
生産性について自己評価できるためのツール”

として開発した21の項目です。

■すごいシンプルですが、実に深い。

これを徹底してやれば、確かに生産性あがるよな、、、
と思わされます。

ゆえに私は、この設問を印刷して、
『ポーゼン先生の生産性のルール』として、
机の脇において、日々見返しています。

これが、想像より効くのです。

■以下、ずらっとご紹介いたしますので、
ぜひ皆様も、

「1,大抵当てはまる」
「2,時に当てはまる」
「3,めったにない」

のどれになるのか、考えながら
お答えしてみてください。

(ここから)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ポーゼン生産性評価(Pozen Productivity Rating)」

【1) 日常をルーティン化しているか】

1. 毎晩少なくとも7時間の睡眠をとりますか?

大抵は
時には
めったにない

2. 毎日少なくとも2時間、PCも携帯電話も見ずに過ごしますか?

大抵は
時には
めったにない

3. 深く考えずにできる活動(たとえば朝食)をルーティン化しますか?

大抵は
時には
めったにない

【2) スケジュールを効率的に立てているか】

4. 翌営業日に備えるために、前の晩に予定表を見直しまか。

大抵は
時には
めったにない

5. リストから外したい予約でも予定表に記載しますか。

大抵は
時には
めったにない

6. 熟考したり、緊急事案に対処したりできるように、予定を入れない時間帯を毎日2つ確保しますか。

大抵は
時には
めったにない

【3) メッセージにどう対処しているか】

7. メールやショートメッセージをチェックする頻度を1時間に1回に制限していますか。

大抵は
時には
めったにない

8. 送信者と件名に基づき、あなた宛てのメールの少なくとも60%を読み飛ばしますか。

大抵は
時には
めったにない

9. 返信を必要とする重要なメールやショートメッセージを受信した場合、すぐに返信しますか。

大抵は
時には
めったにない

【4) 多くを達成する努力をしているか】

10. 先延ばし癖を克服する方法として、プロジェクトをいくつかの小さなブロックに分け、1ブロック完成するごとに自分に褒美を与えますか。

大抵は
時には
めったにない

11. 重要なプロジェクトに取り組む方法として、核となる要素の概要や予備的結論をできるだけ早期に描きますか。

大抵は
時には
めったにない

12. 職場で過ごす時間の長さよりも、達成した内容を重視しますか。

大抵は
時には
めったにない

【5) 会議を効果的に運営しているか】

13. 会議開始の少なくとも24時間前にアジェンダと参考資料を配布しますか。

大抵は
時には
めったにない

14. 会議の延長を認める場合、最長でも1時間30分に制限しますか。

大抵は
時には
めったにない

15. 各会議の最後に、決定事項および次に取るべきステップを説明しますか。

大抵は
時には
めったにない

【6) コミュニケーション能力を磨いているか】

16. どんな資料でも読み始める前に、読む目的について考えますか。

大抵は
時には
めったにない

17. 段落数が2~3を超える文章を書き始める前に、概要を記述しますか。

大抵は
時には
めったにない

18. 前もって用意した原稿を読む代わりに、要点の概要を念頭に置いてプレゼンをしますか。

大抵は
時には
めったにない

【7) 人に仕事を任せられるか】

19. 重要な仕事を他の人に任せ、その仕事が完了するまでマイクロマネジメントせずにいられますか。

大抵は
時には
めったにない

20. 優先順位と成功のメトリックス(測定基準)に基づき、目標に関して前もって配下のチームと合意づくりをしますか。

大抵は
時には
めったにない

21. 善意のミスに対処する方法として、管理を強化するよりも、むしろ再発防止に努めますか。

大抵は
時には
めったにない

※英語のみですが、以下のURLのアセスメントに答えると、ご自身の生産性の現状について正確な評価が得られます。
さらに、改善方法に関して実用的なヒントを記した、フィードバック・レポートも提供されています。
↓↓
アセスメント(英語のみ)https://hbr.org/2018/08/assessment-how-productive-are-you

※HBR.ORG原文: Assessment: How Productive Are You? August 28, 2018.

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)

■、、、さて、いかがでしたでしょうか。

どれくら「大抵は」に回答できましたか。
あるいは「めったにない」でしたでしょうか。

、、、シンプルですが、
深い問いが多いと思うのです。

■例えば、先述の友人の
「当たり前のことをやったらオンライン会議も上手く言った」
といっていた話も、以下の設問に当てはまります。

4. 翌営業日に備えるために、前の晩に予定表を見直しまか。

7. メールやショートメッセージをチェックする頻度を1時間に1回に制限していますか。

13. 会議開始の少なくとも24時間前にアジェンダと参考資料を配布しますか。

これをやっていれば、
やっぱり「生産性の高い時間」になります。

■あるいは、

【6) コミュニケーション能力を磨いているか】

の項目も、本当に考えさせられます。

さらりと、

16. どんな資料でも読み始める前に、読む目的について考えますか。

18. 前もって用意した原稿を読む代わりに、要点の概要を念頭に置いてプレゼンをしますか。

と書かれていますが、
これを実際できている人はどれくらいいるのだろうか、、、
と感じさせられます。

会議で、「書いてあることをただ読むだけ」という人、
結構多いですよね。。。

■これらを通して思うこと。

それは、

“自分にとっての当たり前、基準というのは、
意外と対したことがない(伸びしろがある)“

ということ。

(少なくとも私はそう)

ゆえに、こうした
「ポーゼン先生のような研究されたルール」に照らし合わせて、
自分を律していくことが、

今のようなリモートワークの流れの中で
“良い仕事”をするために、大切なことなのではなかろうか、

そんなことを感じている次第です。

自戒を込めて。

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<本日の名言>

人間は、他人の経験を利用するという
特殊能力を持った動物である。

R・G・コリングウッド(イギリスの歴史学者/1889-1943)

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