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2354号 2020年7月31日

「今日、何人を助けることができたのか?」の問いで自由を得る

(本日のお話 1866字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならびにチームビルディングについて
ダイヤモンド社主催のワークショップに参加。

新しい『Remo』というオンライン・
ミーティングツールを使いましたが

ZOOM以上にライブ感・参加感のあるもので、
どんどん新しい物が出てくるのだな、と
刺激をもらっておりました。

またこれも、どこかで
「オンライン異業種交流会」のようなもので
試していきたいと思います。

ぜひ、お楽しみに!



さて、本日のお話です。

先日某企業様にて主催をした
「リベラルアーツを探求するワークショップ」
にて、ゲスト講師の藤田勝利さんのお話が
改めて考えさせられるものでした。

今日は、その気付きと学びを
皆さまにご共有させていただきたいと
思います。

タイトルは、

【「今日、何人を助けることができたのか?」の問いで自由を得る】

それでは、どうぞ。

■「リベラルアーツ」というと
馴染みがない言葉かもしれませんね。

よく大学などである、

「パンキョ(一般教養)」

と呼ばれるアレです。

具体的には、

哲学、歴史学、心理学、
経済学、政治学、
数学、文学、自然科学、

…など自分の専攻には
特に影響はないもので、

大学時代の私(紀藤)も、

「一体、コレ(一般教養)、
なんの意味があるんだろうか?」

と思っていた記憶があります。

(故に、授業は単位を取るために
”こなす”というスタンスでしたし、
読者の皆様も同じような方もきっといたはず...)

■一応、Wikipedia調べによる
「リベラルアーツ」の解説をさせていただくと、

元々は、古代ギリシャ、
アリストテレスの時代(紀元前4世紀)に、

”人が持つ必要がある実践的な知識・学問の基本”

として定義されたことから
その語源は始まります。

当時は、

文法学・修辞学・論理学の3学、
算術・幾何学・天文学・音楽の4科

とされていたそうです。

ただ、いまでは先述のように
非常に多岐に渡る内容となっています。

■という、リベラルアーツ。

先日のワークショップで
改めて「リベラルアーツ(一般教養)」
を見つめてみたところ、

”今だからこそ、
非常に必要とされる考え方である”

と感じております。

その理由は、

『「自分の思考の枠」を、
拡げてくれるものである』

だからです。

■例えば、1つの考え方の指針として、
「哲学」に分類されるのでしょうか。

こんな寓話から、
「仕事の目的を考えてみる」
という、有名な話があります。

『3人のレンガ職人』のお話。

(ここから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あるところに、3人のレンガ職人がいました。

1人目はつまらなそうに仕事をしている。

「何をしているのか?」と聞くと、

”見りゃわかるだろ、レンガを積んでんだよ”

と、答えました。

2人目は、真面目に仕事をしています。

「何をしているのか?」と聞くと、

”今、教会を作っているんです”

と、答えました。
1人目の人より、楽しそうに仕事をしています。

3人目は、目をキラキラさせながら
仕事をしています。

「何をしているのか?」と聞くと、

”街の人の心の癒やすための、
大切な場所を作っています”

と、答えました。

誰よりも楽しく、情熱的に仕事をしていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ここまで)

…というお話。

■さて、読んでみて、
どのように感じましたでしょうか?

そして、このやや哲学的な寓話から、
何を学ぶことができるのでしょうか。

答えは様々でしょうが、
代表的な答えとしては

やっていることが何であれ

”「何のために仕事をしているのか?」
という『目的意識』を持っているかどうかが
自分自身の日々のやりがいに影響を与える”

という話です。

そして、

どんな目的意識を持つか、
どのように仕事に意味付けをするのかは、
「自分自身で決めることができる」

ここがポイントになります。

■青臭い話と感じるかもしれません。

でも、この話、実際
その通りだと思うのです。

今、やっていることを
どう捉えるのか?

たかが意識の問題ですが、
そうとは言えない大きな大きな影響があります。

■参考になるかわかりませんが、
私(紀藤)の個人的経験を共有させていただくと、

小さいながらも会社を
経営していますので、

やはり「成果(数字)」には、
こだわりながら仕事をしたい、

と強く思っていました。
(もちろん今も)

■そんな会社のミーティングで、
半年ほど前、メンバーでもある妻が
ふと、こうコメントしきました。

「目標金額◯◯◯◯円というのは、
一体、何人に影響を与えたことになるのか?

そういう設定でないと、
私はやる気にならない」

という内容でした。

その時に、たしかにそうだよな、
大切な事を忘れてはいけないのだな、

と思った記憶があります。

■そして、昨日のリベラルアーツと
レンガ職人のたとえ話で、
改めてその事を思い出したのでした。

【「今日、何人に良い影響を与えられたのか?」
という問いを持つ 】

ことで、

日々の仕事は、決して作業ではなくなる。
そしてそれは、気持ちの上で、自分に
自由を与えてくれるものである、

と思います。

■今の仕事を、何故、
何のためにやっているのか。

それは、

どこにいる誰を幸せにしたり、
助けたり、あるいは救っているのだろうか?

そんな「問い」を持つことで、
自分自身の日々の仕事に、

より深い意味づけができ、
そしてやりがいにも繋がり得る、

物凄くシンプルな話ですが、
そのように思う次第です。

想像力、大事ですね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

私は生涯に一日も仕事をしたことがない。
それらは、全て心を楽しませることであったから。

トーマス・エジソン(米国の実業家・発明家/1847-1931)

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