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2365号 2020年8月11日

「ちょっと勇気のいる挑戦」を常態とすること

(本日のお話  1966字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は引き続き、
茨城の妻の実家にて。



さて、早速ですが本日のお話です。

お盆休みの最中、
この半年を振り返って、
色んな変化があったなあ、
と感じております。

そしてその変化は
言うまでもなく私だけが
感じているものではなく、

変化をし続けないと
生き残っていけないなという
健全なる危機感を覚えている方も、
私同様思っている方もいるのでは
もしかすると私だけではないのかも、
と思ったり。

ということで今日は、
「危機意識と挑戦」というテーマで
思うところをお伝えできればと思います。

タイトルは、

【「ちょっと勇気のいる挑戦」を常態とすること】

それでは、どうぞ。

■誰もが知っている超有名すぎる名言。

”最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である”

そう語ったのは
イギリスの自然科学者 ダーヴィンでした。

■この言葉、変化が目に見えてわかる
今のような現状だと、特に身にしみます。

仕事の上でも
全く同じだよな、と。

研修業界でも
コロナ禍に対応するこの
半年の変化を振り返って

・研修のオンライン化
・オンライン研修の勉強会
・営業活動の在宅化
・人とディスカッションをする機会の減少

など目に見えて変化がありました。

見えないところで、

「オンライン苦手なんです」

という研修講師と、

「オンライン勉強しまくっています、
どんどん任せて下さい」

というスタンスの講師では、
”仕事を任される確率”が変わってきました。

■また、この巣ごもり対応で、
一気に

YouTube
twitter
note

などのソーシャルメディアから
自分のコミュニティーを作ろうと
手数を打ち、新たなスキルと人の繋がりを
獲得した方もいました。

■そんな中で恐ろしいな、と思うのが

「なんとなく世の中に合わせていると
自分では気づかないうちに、
だんだんと取り残されてしまう」

ことになっていること。

思うに、人は社会の中の
関係性で生きているものですから、

”自分が必要とされ、
周りや社会に役に立っている感覚”や

”日々自分が新しく成長をしている実感”

というのは、お金や報酬以上に
自分の人生に喜びや活力を
与えてくれるものだと思います。

■しかし、世の中は
どんどん変わっていきます。

しかも、その変化の速度は
目に見えて早くなっている。

そう、まさしく今がそう。

その中で、

もし自分が世の中の変化に対して
その歩調に合わせて変化しているだけなら、

それはただ、

”変化に引っ張られて
強制的に変わらされている”

だけであり、

厳しく言えば、
自分の実態としては変化をしていない、
わけであり、

『自分自身の競争力は、
相対的に高められていない』

ということになります。

先述のこの変化の中で、
ガンガン挑戦しまくっている人と比べると
圧倒的な差がついている、

とも言えるのでしょう。

■そしてそれは、

自分自身のキャリアにおいて
稼ぎ続ける(価値を創出し続ける)点において、

先述のように社会の一部として
より必要とされ、力を尽くすという視点において
”黄色信号”が灯っているのかもしれない、

と思うのです。

■ちょっと悲観的な考え方のようですが、

「最悪を想定して最善を尽くす」

ことはとても大事だと思っています。

というのも、先日

『世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0824F9XXW/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_mqQmFbYT8G9E1

という本を読み、

コダック、エンロン、ワールドコム、
山一證券、トイザらス、、、

世界の名だたる大企業が
ある時を境に瞬く間に、坂道を転がり落ちるように
あっという間に潰れていき、

そしてその従業員が解雇される様子は
ある日突然来ることを学びました。

そしてそれは、

”破壊的な変化”
(アナログ→デジタル)
(リアル店舗→オンライン店舗など)

がある時に起こっていました。

そんな歴史を見ると、

「いつ何時、自分が外界に放り出されても、
立ち上がれる能力を身につける」

というのは極めて重要な力である、
私はそのように感じております。

■では、「最悪を想定して最善を尽くす」ために、
どんなスタンスが大切なのでしょうか。

それは、

『「ちょっと勇気のいる挑戦」を常態とすること』

である、

そのように考えております。

■”ちょっと勇気のいる挑戦”を
常にし続けるということは、

自らを、自らの手によって
陳腐化させていく、

ということです。

同じことをやっていると飽きる。

このままじゃダメだという感覚を、
自分に持たせていく。

周りの変化にひっぱられ
変化を”させられる”ではなく、

「(世の中の変化に加えて)
自分の手足で新しいことをし続ける」

ことで、それは自分自身がマラソンの
先頭集団に立とうとする宣言になる、

とも思うわけです。

先頭集団とまではいわなくとも、
マラソンの集団の中で、ジリジリと
ペースをあげて前に進もうとする、
そんな行動に近いです。

■ちょっとした勇気や、
継続の努力が必要なことを、
常にやり続ける。

それを、自らの常態としていくこと。

そうすると、

”変化し続ける”

がデフォルトとなり、
少しずつ、自分の巡航速度も
高まっていくはず。

■私も日々メルマガを書いて
感じる大きなメリットの1つは、

何か挑戦をした1日と、
なんとなく過ごした1日は、

メルマガを書いていて
明らかにわかることです。

そして、

大したことが書けなかった1日は、
特に自分の心を震わせられていない
自分に気付きがなかった1日である、

ということになり、
成長がなかった1日だった、

と思えて、少し危機意識が高まります。

■もちろん、成長だけが
全てではないことは承知です。

しかし他方、

人はそれぞれが持つ可能性を大いに発揮し、
できないことができるようになったとき、

そして、それで人の役に立てたとき
やっぱり喜びを感じるものではないか、

と私は思います。

かつそれは、自分の将来への
安心感を高めるのであれば、

「(挑戦を)やらない理由がない」

言えるのではないでしょうか。

だから、

「自分が挑戦し、成長し続ける」

というのは、自分の未来を担保しつつ、
社会の一翼の担い手として活躍する
とても大切な基礎力である、

と思っています。

■ゆえに、改めて、
私を含め、こう問いたいのです。

『「ちょっと勇気のいる挑戦」を常態としているだろうか?』

、、、と。

新しいこと。

ちょっとドキドキすること。

少しだけプレッシャーを感じること。

でも、少しワクワクもすること。

それを毎日とは言わず、
毎週1回でも、毎月1回でよいから
少しずつ組み込んでいく。

そして、自分ができない、
でもやってみたいことを
大人になった今だからこそ少しずつ
増やしていく。

結果が予測できる挑戦ではなく、
未知の挑戦をしていくこと。

それが自分の可能性を拡げる
習慣でありスタンスなのだろう、

そのように思う次第です。

挑戦してまいりましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、
出来ないという言葉はそれを為す人によって
中断される。

ラルフ・ワルド・エマーソン

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