「自分にとっての独創的な贅沢」で、リーズナブルに良い習慣を手に入れる
(本日のお話 2354字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、1件の打ち合わせ。
その他、研修の企画作成など。
研修の企画を、誰かと共にできることは
本当に楽しいし、広がりがあるなあ、
と感じております。
これまで主に1〜2人でやってきていましたが
改めて違う人がかけ合わさる
「相乗効果の力」を感じている次第です。
*
さて、本日のお話です。
日曜日に、研修プログラムの作成のため
これまで読んでいた「習慣化の本」について、
再度、読み漁っておりました。
だいたい、どの本も書いてあることは
共通していて、
1)ごほうびが大事
(=即時報酬が習慣化につながる)
2)人を巻き込むべし
(=誰かと約束をすると破りづらい)
3)いつ、どこで、何をするのかを明確にする
(=場所とアクションを紐付ける)
などは、
”習慣化のコア中のコアの
押さえるべきポイント”
として挙げられています。
(その他にも諸々あります)
今日はその中でも、
「お、これはいいな」
と皆さまにご紹介したくなった
一節がありましたので、
そこからの学びと気付きについて
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「自分にとっての独創的な贅沢」で、リーズナブルに良い習慣を手に入れる】
それでは、どうぞ。
■”人格は繰り返し行うことの集大成である。
それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。”
ーアリストテレス
『完訳 7つの習慣』でも紹介されている、
アリストテレスの名言。
耳にされたことがある方も、
いらっしゃるかもしれませんね。
(というかこのメルマガでも
よく引用してますので)
■「良い習慣」を身につけると、
自尊心も高まるし
「習慣」による日々の積み重ねで
健康、人間関係、仕事、諸々の分野で
人生は逓増していきますから、
「良い習慣はあるに越したことはない」
ことについて、
否定する人はいないかと思います。
■さはさりながら、
「悪い習慣」は、
簡単に身につくのに
「良い習慣」は、意識しても
なかなか身につかないのが難儀なところ。
「悪い習慣」、例えば
・お菓子を食べ続ける、
・動画を見耽る、
・先送りにする、
・ゲームにはまり込む、、、
こういったものは、
悲しきかな、すぐに身に付きます。
一方、なぜか
「良い習慣」、例えば
・読書をする
・ランニングをする
・すぐにやる
・感謝の意を示す
・勉強をする、、、
などは、なかなか身につかず、
身についても、1回やめると、
すぐに失われてしまいます。
これは、何故なのか、、、?
■こんな気になる疑問に
答える一つの理由として
『人は、”即時報酬”を求めるから』
であると、言われています。
つまり、
「今すぐ、快楽がほしい」
というヤツです。
リスクがわかっていても、
今の快楽を優先させてしまう。
これは、脳内に刻み込まれた
本能のようなものなので、
なかなか抗うことが難しいのです。
気持ちいいこと、
美味しいこと、
楽しいこと、、、
報酬がすぐ欲しい。
このような、人間の動物としての本能が
大きく働いていることが、
行動経済学からわかっています。
■そして「今スグの快楽」とは、
御存知の通り、
・お菓子を食べ続ける、
・動画を見耽る、
・先送りにする、
・ゲームにはまり込む、、、
など、いわゆる
「悪い習慣」に多く含まれています。
ゆえに、
「これよくないのだけどな…」
と思いつつ、ついやってしまうわけです。
■では、どうすればよいのでしょうか?
「悪い習慣」を遠ざけ、
「良い習慣」を近づけるためには、
どんな戦略があるのでしょうか?
この1つのヒントが、
『良い習慣をしたら、その後に
自分に”ごほうび”を与える』
というものです。
例えば、
・プロジェクトが終わったら
『大好きなイタリアン』を食べに行く、とか、
・四半期、がんばって駆け抜けたら、
『旅行』に行く、とか、
・1週間がんばったら、
『映画』を見に行く、
などは、”ごほうび”として
想像しやすいでしょう。
そしてよく知られている工夫でもあります。
■、、、しかし、
こういう”ごほうび”は
デメリットもあります。
というのは、
「お金がかかる」
「時間がかかる」
のです。
ゆえに、なかなか手軽に
自分の生活に組み込めないのが難点。
■ではでは、更に、
どうずればよいのか?
どんな工夫が考えられるのか?
その中で出来る工夫として、
【自分だけの、「独創的な贅沢」を見つけるべし!】
という話が某習慣化の著書に
紹介されており、これ、いいなあ、
と思ったのでした。
以下、世界18カ国でベストセラーになった
『人生を変える習慣の作り方』
(著:グレッチェン・ルービン)
より引用です。
(ここから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<あなたにとっての贅沢は何か?>
わたしは良い習慣を強化するために、
健全な贅沢の一覧を作ろうと考えた。
ただし、その作業は簡単ではない。
贅沢として知られていることのほとんどは、
コストが発生する。
わたしは、自分に許す贅沢について
いろいろな人に尋ねてまわった。
すると、独創的な贅沢の仕方が集まった。
美術、料理、旅行に関する本に目を通す。
散歩中に写真を撮る。
昼寝をする、犬や猫と触れ合う、
アウトドアショップをぶらぶらする、
家族との写真を収めたアルバムを観る、
ライブを観に行く、野球を観戦する、
塗り絵をする、遊園地に行く、
新しいマジックの技を覚える…
このように自分にとって負担の少ない贅沢を
いくつか見つけておくことが大切だ。
(中略)
”結局、自分が「贅沢」と呼べば、
それが自分にとっての贅沢となる”のだ。
※引用:『人生を変える習慣の作り方』(著:グレッチェン・ルービン)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ここまで)
とのこと。
お金がかからないご褒美、
イイですね!
■身に付けたい「良い習慣」を強化したい。
そのために、
「コストのかからない、
自分が贅沢と呼べるもの」
を、たくさん集めておく。
そして、その行動をするたびに
ご褒美を自分に与えてあげる。
でも、お財布も傷まない。
素晴らしいと思いませんか?
■良い習慣を身につけるための、
小さなヒントではありますが、
リーズナブルかつ、
豊かな発想で素敵だな、
と思えるヒントだなと感じます。
私も、先日購入したピアノを
仕事でひと頑張りした後に、
「15分だけ触る」(私のごほうび)
のですが、それだけで
「ご褒美感」を感じることができて、
幸福感を覚えます。
こういう小さなヒントが、
習慣を作っていくのだな、と思いますし、
このようなコインを積み重ねることが
自分の「習慣化を習慣化」することに
繋がっていくのだろう、
そんなことを思う次第です。
ということで、
皆さまは、自分にとっての贅沢、
どのようなものがありそうですか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人生は後ろ向きにしか理解できないが、
前向きにしか生きられない!
セーレン・キルケゲール
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