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2489号 2020年12月14日

音声入力よりタイピングの方が、良質なOutputになると感じる2つの理由

(本日のお話 1886字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日日曜日は、ご夫妻への
システムコーチングの実施。

午後から読書や
家族の予定などでした。

また毎週月曜19-21時の

【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA

のために、本を読んだり、まとめたり。
楽しいですが、時間がかかりますね。



さて、本日のお話です。

最近「本を読み、まとめる」ということに
ひたすら時間を投下しております。

その中で、

「音声入力とタイピング、
結局どっちのほうが効率的なのか?」

について感じることがありましたので、
(ややマニアックなお話ではありますが)
皆さまにご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、



【音声入力よりタイピングの方が、良質なOutputになると感じる2つの理由】



それでは、どうぞ。




■ここ3ヶ月間の
私の個人的プロジェクト、


【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA


があります。
このプロジェクトは、2021年2月に
「大学院に行きたい!受験する!」と
先日決めてみたものの、


「専門的な本を読むのは、難しそうだなあ、、、
めんどくさいなあ、、、」


という自分に、

”本で読んだ皆さんに学びを共有する”

という課題を
毎週課すプロジェクトにすることで

衆人環視の力を使い
読まざるを得ない環境に
自分を持っていくというもの。

自分も学べるし、
興味がある皆さんとも一緒に学べるし、
一石二鳥やんけ!と思い、思いつきで始めてしまいました。

気づけばJOINしていただける方が
34名になっております。

本当に、ありがとうございます!(ぺこり)


■今日で第三回目になりますが、
このプロジェクトにより、

自分の生活に

「読書をして、内容おまとめる」

という時間が
多分に入ってきました。


土日は、そればっかりやっていますし、
平日も、本をガッツリ読むために
予定をあまり入れないようにしています。


■ただ、まとまって時間をとるものの、
なかなかうまく進まない。

というのも、

”読んで理解する(Input)”

”自分なりにまとめる(Output)"

という流れで学びは進みますが、
どちらのプロセスも時間がかかる。


まず、 ”読んで理解する(Input)” も時間がかかる。

そもそも、あんまり馴染みがない本。
書いてある内容も少し重厚。

私の脳内処理能力もそんなに高くないので、
時間がかかります。



加えて、そこに書いてある内容を、

”自分なりにまとめる(Output)

と、これまた膨大に時間がかかる。

むしろこの部分は超絶、
時間がかかるのです。。。

いくら時間があっても
キリがないな、、、。



■そんなことを考えていたとき
ふと思いつきました。


「あ!、、、音声入力で
気づいたことをパラパラッとまとめれば、
Outputの時間、短くてすむんじゃね?」


、、、と。


我ながらナイスアイデア。

音声入力はこれまでも
メルマガでも活用してきたことがあるし、
その方が早いじゃん、と思いました。

そして、音声入力で
本の学びを記述することにしました。



■「音声入力」を始めます。

圧倒的に早い。

、、、ただ、です。

2時間くらいやってみて、
結局タイピングに変えました。

やっぱり、違うな、、、と。



■実はメルマガもそうでした。

一時期、音声入力に
切り替えて書いていたことがありました。

でも結局、手書き(タイピング)に
戻ってしまいました。

そっちのほうが、(今の自分には)
得られるメリットが大きいと判断したからです。

その理由は大きく2つです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<音声入力よりタイピングの方が、
良質なOutputになると感じる2つの理由>


1)『手を動かす』ことで脳が刺激され、
思考が練り上げられやすくなる。


(※指先の感覚を活用すると、脳が活性化される、
という話を聞いたことがあります。
多分それに近いのではないかと思われます。)



2)『考える時間ができる」』ことで言葉に向き合えて、
学びが浸透する感覚がある


(※熟考する、ときに立ち止まることで
思考が熟成されて、贅肉を落とせます。
音声入力だと、文章が膨らみがちなので、
結果タイピングのほうが時間が短くすみます。)


(紀藤調べ。N=1ですけど、
本当に頭の回転の早い人を除いて、
割と皆そうなんじゃないかな、、、と思っております)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


、、、と思い、
時間がかかるのですが、
結局タイピングに戻して
学びのOutputをすることにしたのでした。



■そして思ったこと。


こういった、

”読んで理解する(Input)”

”自分なりにまとめる(Output)"

という行為と、
それに関する試行錯誤の中で思ったのは、


『できたモノではなく、作るプロセスこそ重要』


ということ。


■たとえ「本のまとめ」として20ページの
ワードの資料ができていたとしても、

こと「学びの浸透度」「満足度(学んだ感)」を
感覚としてみてみると、


何となく音声で吹き込み、
贅肉がついた膨張した文章を書き記した
「Outputプロセス」より、

自分なりの言葉で、時間をかけながら
熟成させて編み上げた言葉で書き記した
「Outputプロセス」 のほうが


その深さ、強度、継続性において
より大きな影響があるのだろう、、、

と思うのです。



■「学び」は見えないプロセスにこそ、
価値があります。

悲しきかな、学んでいても、
一歩進んで2歩下がるように、
成長を感じられないこともあります。


「あんなに時間をかけたのに、
もう忘れてしまった、、、」

「こんなに時間をかけているのに、
まだ遅々として進まない」

「自分の理解の弱さに辟易する」

そんなことを思うことも、
ままあります。


でも、脳を使いながら、
ちょっとずつ積み重ねていくこと。

そのプロセスこそ、見えない部分で
「学び」が積み重ね慣れているのではないか、、、

そんなことを思う次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>

ぼくは見たり、聞いたりするが、
それ以上に試すことをやっている。
種を明かせばこれ以外にない。

本田宗一郎(HONDA創業者/1906-1991)

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