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2544号 2021年2月6日

「価値観の違い」によるモヤっと感は、自分の軸を見つめる機会である

(本日のお話 1663字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は終日、某企業の上司向けOJT研修。
その他夕方から2件のアポイントでした。

さて、大学院受験まで14日。
あと2週間です。

一方、仕事も詰まってきており、
いかに時間を捻出するのか考えどころ。

自分の器の小ささを感じることも多いですが、
できることを一つずつ実行しようと思います。

頑張りどころ!



さて、本日のお話です。

最近、立て続けに「価値観の違い」を感じ、
自分の内側を考える機会がありました。

今日はその体験から、学びと気付きを
皆さまにご共有させていただければと思います。

タイトルは、

【「価値観の違い」によるモヤっと感は、自分の軸を見つめる機会である】

それでは、どうぞ。

■先日、YouTubeで

「あおり運転のひどさ」

みたいな動画があがっていました。

それを見ると、

「車間距離を詰めたな!」とか
「運転の仕方が挑発しているんだよ!」とか、

妙な言いがかりから始まり
車から降りてものすごい剣幕で
怒りまくっている、、、

そしてそれに対して言い返し
更にエスカレート、、、(汗)

みたいな内容でした。

■「うわー、大変だ、、、
絶対巻き込まれたくない」

「こういう世界ってあるんだなあ。
さぞ生きづらいであろう」

、、、と思う一方、

「それぞれが、それぞれの価値観・正しさにこだわり
一歩も引こうとしない」

様子が感じられました。

■そしてこの動画を見ていて
ふと沸き上がってきた思いが、

”「自分の価値観にとらわれる」という意味では
自分も他人事ではないな”

という思いでした。

言い換えると、すなわち、

『「自分がこう」と思ったことは信じたいし、
そうでないものは否定したくなる』

という正直な気持ちでございます。

(相手に激昂したりはしませんけど汗)

■例えば、先日こんなことがありました。

経営者仲間の人と、
それぞれの仕事のスタンス、今後の戦略等について、
世間話がてら、話をする機会がありました。

小さいながら会社経営。
特に仕事がなくなると即自らに降りかかりますから、

会社の経営戦略も、自分の人生戦略も、
それぞれが 日々一生懸命考えています。

そしてその思考を巡らせた先に、

「今の自分はこの行動を選ぶ!」

という意志決定をしています。

■その意志決定には答えはなく、
ポリシーの違いのようなもの。

「まず稼ぐ。
自分が”その道のプロ”として名を馳せるんだ」

というポリシーもあれば、

「他者に真似できない
”ビジネスのシステム”を作るのだ」

というポリシーもある。

■それぞれに能力も違えば、
大事にしたい価値観も違う。

喜びやこだわりのポイントも
それぞれが違っているのです。

ゆえに、

・”スター選手”を目指すのか、
・”マルチプレイヤー”を目指すのか、
・”監督”を目指すのか、

いくつもの役割を持っていくことを選ぶのか。

そんな違いかもしれません。

■そして、そこにはそれぞれの正しさがのみがあります。

加えて複雑なのが、
100:0のような
わかりやすいものでもなく、

例えば上記の話で言えば、

スター選手への憧れ:マルチプレイヤーへの憧れ、
60:40

などはっきり割り切れない部分も
あったりするわけです。

なかった未来を想像する
、、、みたいなことです。

そこに加えて、自分の方向性を見直す
モラトリアム的な時期が重なったり、

ちょっと気になっているモヤモヤ感があると、
ますます

『「価値観の違い」によるモヤっと感 』

が生まれたりする、、、
そんな感覚を覚えたのでした。

■しかし、思うにそれは、
「『健全な』モヤっと感」

であると感じます。

モヤッとすると、
ちょっと居心地が悪いです。

ゆえにその居心地の悪さの招待をしり
スッキリしたいので、

「なぜモヤっとするのか?」を
自分に問うたりします。

■例えば、先日の私の思考であれば
こんな感じでした。

(1、内省による現状認識)
自分は今、道を決めている。
その方向に向けて舵を切ってはいる。
大学院もその一つ。歩みも進めている。それはいい。

(2,問い)
しかし、なぜ違った価値観に触れた時、
「そうなんですね」で流せないのか、
自分は揺らぐのだろうか…?

(3,気付き)
そこには、自分ができていないことを
堂々とやっている憧れがあるからモヤッとするのかも。

あるいは自分が大切にしたいことを
「大切でない」と言われて反抗する気持ちがあるのかも。

やっぱり自分は、本質を追求すること、
部分ではなく全体を見る視点を持ちたいこと、
これを大切にしたいのだ。

というイメージです。

■まるで、

安定して回っている「独楽」が、
「価値観の違いという刺激」により
バランスを崩すかのようです。

価値観の違いによる刺激で、

・本当に自分が得たいものはなにか?

・自分は何に本当は自信を持っていないのか?

・自分がやろうとしている、しかし恐れていることはなにか?

という問いがなげかけられ、
バランスを崩し、再度安定性を保つプロセスで、

自分がどこに軸を持っているか気付き、
軸を固め、どうしていきたいのか考える、
良ききっかけになる、そのように思います。

ゆえに、

【 「価値観の違い」によるモヤっと感は、
自分の軸を見つめる機会である 】

そのように思います。

居心地のよい人だけでなく、
他者の考えなども含め、

「自分の価値観・ポリシー、考え方を内省し、
自分の軸を獲得していくプロセス」

これを大切にしていきたいものだ、
そんな風に思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>
ありのもままに見、
あるがままに行動出来る者を
勇者と呼ぶ。

チャールズ・キャロル・エバレット(米国の哲学者/1829-1900)

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