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4190号 2025年8月15日

腰痛がひどくて、整骨院に行ってみたら、予想以上に素晴らしかった話

(本日のお話 2192字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は、研修プログラムの作成。
午後は、お休みをいただいて噂の映画『国宝』を観てきました。
あっという間の3時間でした。

美しい映像と日本文化の伝統とともに、
道を追求するって、こういうことなんだな…と
考えさせられる物語でした。

また帰りに7kmのランニングでした。



さて、本日のお話です。

先日、整骨院へいきました。そこで

「あまり練習をハードにしないほうがいいですよ。
このままだと、故障します」

と言われました。

私ごとですが最近、家の近くに整骨院ができました。
普段、整体・整骨院なるものは、なんとなく敬遠していました。
(保険治療とか自費診療とか、なんだかややこしそうだったので)

しかしながら、ここ数日、明らかに痛みが増しており、朝起き上がるのもしんどいときが続いており、「これはランニングの練習も続けられなくなるぞ…」と思い、行ってみることにしました。

結果からすると、「リラクゼーションサロンとは全然違っていた!」といういい意味での驚きがあり、今後自分の健康維持にとって不可欠なものになりそうな予感がしています。
ということで、今日はそのお話をしてみたいと思います。

それでは、どうぞ!

■ハードに練習すると、体は壊れる

2週間前、8年間変わらなかったフルマラソンの自己ベストを更新することを決めました。そしてそれから、ほぼ毎日練習をし始めました。

肌の調子もよくなり、ご飯も美味しい。体重も軽くなる。
いいことづくめです。しかし、ここに来て、デメリットが見えてきました。それが筋疲労による「腰痛の悪化」です。

最初は、むしろ腰痛も軽くなったように見えました。
しかし、ここ数日急激に腰が痛くなり、走るのが辛くなってきました。

体幹トレーニングにストレッチ、マッサージボールなどで自分なりにケアしていました。しかし、症状が限界に近づいてきたため、「こりゃあかんわ」と思い、整骨院へ行きました。

そこで言われたのが、「めちゃくちゃ硬くなっています。メンテナンスなしにこれ以上ハードに練習すると、どこか壊れますよ」とのこと。

私の体はメンテナンス不足で、壊れかけだったようです。

■人体のプロがいた

正直、私は今までいわゆる”リラクゼーションサロン”に、しばしば行くことがありました。気持ちいいし、驚くほどうまい人に出会うと、本当に体が楽になります。(しかし、そうした「奇跡の手」に出会える確率は結構低いです)

しかし、今回はリラクゼーションというレベルではなく、「マジ痛い」レベルだったので、敬遠していた「ちょっと治療っぽい整骨院」に行くことにしたのでした。

すると、国家資格の柔道整復師の方が、事細かにこれまでの状況をヒアリング。その上で、いくつかのテストを行い、腰の痛みの原因を特定しようとしてくれました。

それによると、私の体には以下の特徴があるそうです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・骨盤の左側がやや下がっている。
・その影響で左の脇腹付近の腰が張って全体的に硬くなっている
・バランスを保とうとして左肩が少し下がり全身のバランスが崩れている
・太ももの前後の筋肉が硬く、骨盤の筋肉を引っ張っている
・足首の硬さが太ももの硬さに連動して影響を与えている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

などなど…。えっ、そんなに?と思うほどでしたが、でも、体の硬さを含めて、どこに行っても同じような話をされるので、実際にそうなのでしょう。
また、普段の猫背も指摘されました。

そして、今後の治療プランとしては、硬くなっている腰や足、お尻周辺を定期的にほぐす。その上で、姿勢の矯正とインナーマッスルの強化。根本的に腰痛になりにくい状態を目指す、という提案を受けたのでした。

実際の施術は、約20分。しかし、これまで行っていたリラクゼーションサロンよりもずっと効果があると感じ、急に体が楽になりました。
「この部分、痛くないですか?」と触れられた箇所は、すべて的中しており、とても驚きました。

説明も、筋肉、骨などの詳しい動きがわかっているからこそのお話で、論理的で実にわかりやすいのも驚きでした。

■自分のことは自分で見えない

「ジョハリの窓」──「他人から見た自分」と「自分から見た自分」にはズレがあるという話があります。

体の使い方もまさに同じだったようです。
自分ではまっすぐ立っているつもりが実は傾いている。
逆に、周りから見てきれいな姿勢は、自分にとっては特定の筋肉に強く力を入れなければならなかったりします。

しかし、そうした姿勢を保つための筋肉を鍛えていかないと、歪んだままの状態が「当たり前」となり、結果どんどん悪化してしまいます。
それは一時的には楽でも、最終的には「痛み」という形で現れます。

そう考えると、自分の姿勢や体の使い方を「専門家の目から見てもらう」ことは、とても重要だと感じました。

まさに、「自己認識」の姿勢バージョンですね。

■練習し続けるためにも、努力が必要

40歳を過ぎると、気合だけでは体がついてこないことがあります。

特にフルマラソンで3時間切りを目指すなら、月間300キロ程度の走行が推奨されます。つまり毎日10キロ走るとなれば「故障をしない努力」が必要です。故障してしまえば、積み上げてきた練習が一気に水の泡です。

だからこそ、どんな状況でも練習を続けられるよう、体のメンテナンスが欠かせません。柔軟性を高め、インナーマッスルを鍛え、怪我をしない体をつくることは必要です。

ただ気合で追い込むのではなく、賢く、淡々と練習が続けられる体作り、そして計画を立てること。改めて大事だな、と思った次第です。

ということで、これからは週2回のペースで整骨院に通い、故障せずに回復と追い込みを繰り返しながら、体づくりをしていきたいと思います。

がむしゃらにやるだけではなく、賢く、上手に自分の体を鍛えていきたい。そう思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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