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1186号 2017年5月14日

『モモ  時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』

(今日のお話 1554文字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。

本日、日曜日は朝から25キロのランニング。

並びに昼からは友人の誘いでとあるセミナーの説明会に
言ってまいりました。

参加することに決めましたが、
そのプロセスなどが非常に面白そうで、
これから楽しみです。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、私のお勧め本をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

『モモ  時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』
ミヒャエル エンデ (著)‚ 大島 かおり (翻訳)

です。""

■さて、皆さまの中に、
もしかすると以下の事が当てはまる方、
いらっしゃらないでしょうか?


・日々忙しく、目が回るようだ。

・毎日仕事をして、
 効率的に仕事をしているけれど、
 なんだか楽しくない、

・そう言えば、この春は
 桜の花びらを愛でることもなく、
 気がつけば葉桜になっていたな。

・最近、空を見上げたり、
 自然を楽しんだりしていない。

・友人や家族など大切な人と、
 ゆっくり話をしたりすることも少ない。

・ふと思えば、
 ゆっくりご飯の味を噛みしめることもなく、
 食べるものと言えば、ファーストフード。
 ちゃちゃっとお腹を満たすだけ。


上記のことに心当たりがある方は、
もしかすると、


灰色の服を着て、灰色のカバンを持ち、
灰色の帽子を被り、灰色の葉巻をふかす、

「時間どろぼう」

に、気づかないうちに、

”時間を奪われている”

のかもしれません。


■さて、この『モモ』という本。

1976年に、ミヒャエル・エンデという、
西ドイツの児童文学作家によって書かれた、
児童向けの本です。


しかし、これがまた、
本当に、深い。

むしろ、せかせかと働く、
現代の全ての大人が読むべき本ではないか、
と思うほど、考えさせられる本なのです。


ウィキペディアを見てみると、
こんな評価がされています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

哲学者のDavid Loyと文学教授のLinda Goodhewは、
「20世紀後半の最も注目すべき小説の一つ」であり、
1973年出版されたにもかかわらず、

見事に”現在の悪夢的な状況を予言している”
と高く評価している。


引用:ウィキペディアより
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■現在の悪夢的な状況。

なんと恐ろしい表現でしょうか。


しかし、このストーリーに出てくる、

「時間を奪われ、日々が無機質になった大人達」は、ものの見事に、

「仕事に忙殺され、笑顔を失った一部の現代の大人達」

を象徴しています。


もっと効率的に。
もっと便利に。
もっと有名に。
もっと時間を節約して。


そうやって、
「将来の役に立つから」と、
今を楽しむことを犠牲にする。

今の世界を見つめ、
この瞬間を愛することを、忘れてしまう。

時間というのは”今”しかないのにも関わらず、
そうすることが正しいような錯覚に陥ってしまう。


もちろん、
”将来のために”と考えることは大事だし、
今が楽しいからといって、
何でもかんでも耽溺すればよいという話ではありません。

(例えば携帯ゲームなど。私は個人的に大反対です)


■ただ、

「本当に大切にしたいと多くの人が思っていること」

を、効率、時間の節約、ということで、
犠牲にしてしまうことは、本当に悲しいことだと思うのです。


・家族との時間

・自然を慈しむ時間

・食に感謝して楽しむ時間

・世の中のために創造する時間

・自分を最新再生する時間

・身体を動かし、身体と対話する時間

・深呼吸をして、ゆったりとした気持ちを味わう時間




そんなことの大切さを、
この『モモ』は思い出させてくれる本です。


本当に、
素晴らしいメッセージが詰まっていますので、
冒頭の諸処の症状に心あたりがある方は、
ぜひご一読ください。


はっ、とさせられること、間違いなしです。

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