メールマガジン バックナンバー

3515号 2023年10月9日

「使ってみたい言葉」をリスト化する

(本日のお話 2058字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日も引き続き、茨城の(妻の)実家にて。

また夜は大学院のメンバーや
お仕事のパートナーと打ち合わせ。

先日行ったマネジャー研修の
インタビューについての分析など。

1人ではできないことが、
知恵を持ち寄ると新しい視点が広がると感じる時間でした。

また実家にはピアノがあるので、
来年の発表会(今年で3年目)に向けて
練習しておりました。



さて、本日のお話です。

少し前に、キャリアにまつわる
研修に参加者いただいた方が

振り返りのシートで

「自分が影響を受けた人の話を伝えようとしたとき、
”すごい””おしゃれ”などしか言葉が出てこず、
語彙力のなさに愕然とした」

というコメントをいただくことがありました。

そして、そのコメントを拝見しながら
自分自身も振り返りつつ共感をしたのでした。

今日はそんな「語彙」にまつわるお話で、
1年ほど前からの私(紀藤)のある習慣について
共有させていただければと思います。

それでは参りましょう!

タイトルは

【「使ってみたい言葉」をリスト化する】

それでは、どうぞ。

■成人の発達には、

「言語化」

が大変重要だそうです。

ハーバード大学教育大学院の
カート・フィッシャー教授の研究をもとにした書籍

『成人発達論による能力の成長』(著:加藤洋平)

には、このように書かれていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私達の能力が思ったほど高まらない理由の1つは、
【言語化の鍛錬不足】が原因であると考えられる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とのこと。

■大人の成長とは

”1つの現象をどれだけ深く(多角的に)
捉えられるか”

に関わってくるといい、

そしてそのレベルは
13段階に分類することできる、

と言います。。

※詳しくはこちらのバックナンバーより↓
「大人の成長」は、視点が広がり深まること ー『成人発達理論』と『ダイナミックスキル理論』のお話ー
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11319/

■そして、ここでも重要なのが

「言語化」

なのです。

私達は、言語で思考をします。

多様な語彙を持っていれば、
自らの内側にある曖昧模糊とした思考や、

感情も伴う心象風景にふさわしい言葉を
より的確に言い表すことができます。

何か見た時に、

「やばい」

だけではなく、

”やばさ”といっても、
どんな衝撃があったのか、

「感動」したのか
「感銘」したのか
「感激」したのか

などの語彙を持ち、
正しく使うことによって、

そのニュアンスを自覚できるし、
相手にも伝えることができるのでしょう。

(※ちなみに、上記の意味としては、
「感動」(=あるものごとを見たり聞いたりして衝撃を受け、”心が揺さぶられる”)
「感銘」(=あるものごとを見たり聞いたりして、”忘れられないほど深く心に刻み付けること”)
「感激」(=あるものごとを見たり聞いたりして衝撃を受け、”気持ちがたかぶることに使われる”)

■日々言葉にアンテナを立てていると、

意外と自分が知らない言葉、
普段使わない言葉に出会うことも多いものです。

ちなみに、私の場合ですが最近は
漫画『島耕作』(今は取締役)を読んでいると、
そうした言葉によく出会います。

その都度調べると、結構面白いのです。



たとえば、

◯刎頚の友(ふんけいのとも):
首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。
心を許し合った非常に親密な交際。「刎頸」は首を切ること。

◯不倶戴天の敵:
ふぐたいてん 倶(とも)に天を載(いだ)かずという意味から、
主君や親の敵(かたき)とはいっしょにこの世では生きていけないということ。
転じて、憎み合い恨み合って相手を殺してやりたいと思っているほど仲の悪い間柄をいう。

◯籠絡する(ろうらくする):
人をうまく丸め込んで思うままにすること(懐柔すること)

◯出羽守(でわのかみ):
俗語における出羽守は、他者の例を引き合いに出して物事を語る人のことである。
ではの神という表現も存在する。特に海外と比較して日本を批判する人を「海外出羽守」と呼ぶ。
また、「欧米では~、日本では~。だからもう日本は“終わり”だ!」とばかり話している人は「尾張守」という。

◯日和見主義:
日和見主義とは、「ある定まった考えに基づいて行動するのではなく、形勢を見て有利な側方に追従しよう」という
悪賢い無定見な考え方のことである。日和見とは、江戸時代頃の日本の天気観察のことである。

などなど。

■こうした言葉を知ることが、

イコール成人の発達だなどというと、
少し話が飛躍してしまう気もしますが

たくさんの言葉を
ふさわしい状況で使うことができるのは、

幅広いものの見方や、
教養を表すことにもなるのかもな、、、

そんなことも感じる次第。

刎頸の友、も
不倶戴天の敵、も
籠絡する、などは

なかなか使う機会はなさそうですが

・挙動を示す
・耳目を集める
・前景化する
・拝領する
・畢竟(ひっきょう)
・陥穽(かんせい)

など、

これまでは使っていなかったけど
意外と使えそうな機会が多い言葉も
しばしば出会うので、

自分のボキャブラリに
組み込んでいきたいものだ、、、

そんな事を思った週末でした。

と偉そうに色々語ってみましたが、

こうした言葉使えると、
シンプルにカッコイイなと思った、の巻でした(笑)

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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<本日の名言>

言葉のおかげで野獣よりは、上に上がることができた。
また、言葉のおかげで悪魔の域まで沈むこともしばしばだ。

オルダス・ハクスリー
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