「書く」ことは、楽しくて、不安で、葛藤するものである
(本日のお話 2205 文字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
大晦日ですね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は、ひたすら朝から夕方まで、執筆をしております。
途中ランニングを挟んだり、子どもと遊んだりしつつ、基本書いています。
来年に出版予定の、原稿を進めるために。
大変だけど、楽しいです。
「大掛かりなおとなの遊び」をさせていただいている感じです。
こうした機会がいただけたこと、ありがたいかぎりです。
今日は、この「出版」について思うことを、備忘録的に書いてみたいと思います。
個人的なお話ですが、もしよろしければ、お付き合いくださいませ。
■「本を出したい」と思った理由
「本を出してみたい」と明確に思い始めたのは、3年前でした。
大学院を修了して、さて何をしようか…と考えていたころ。
その頃まさに、『本を出したい』というタイトルの本を読みました。
※参考記事:おすすめの一冊『本を出したい』
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・本は大きな名刺。だから自分が何者で何ができるかを伝える社会的証明になる
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という話。実際に、その側面はあるのでしょう。
だから多くの人が「本を出したい」と思うのでしょう。
私も、「自分の軸を作りたい」というちょっときれいな言葉で包みつつも、何かを示したいという欲求に駆られた一人でした。
乱暴な言葉で言えば、承認なのか売名なのか。そんな言い換えもできます。
しかし、その匂いがするものは、素直に手に取りづらいものです。
自分に矢印が向くものは、透けてくる灰色のエネルギーのようです。
一方「伝えたいことがある」というピュアな思い、他者に矢印が向いているときは、それは人を動かすパワーとなります。
「本を出したい」と思うことは、自分を見つける機会でした。
■「そのスタンスを、編集者は軽蔑する」
それもまた本音の一つなのは、たしかに事実。
ゆえに、大学院の先輩から教えてもらった出版ゼミで、「なぜ本を出したいのか」を出願書類のようなものに書きました。
「自分の軸を作りたい」…と。
すると、その後の塾長的な方との面談で、こう言われます。
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「そうした考えだと、本は出せないし、出せても読まれない」
「そのスタンスを、編集者は軽蔑する」
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…と。
会話の中にスッと入ってきた言葉でしたが、胸がきゅっとしました。
実際そうなのだろう。でもそう思うから、仕方ない。
本音と建前の間にある、腱のような部分を刺激する感覚でした。
その後、出版ゼミにて、出版のイロハを学びます。
商業出版と学術出版の違いとは、出版社は売れる本を作ることが必須であること、売れない本に編集者は興味はないこと、無名の人より有名な人のほうが売れる、フォロワーがいたほうがいい…などなど。
「正しく書く」ではなく、「面白く書く」ということ。
商業出版は、面白くなければ読まれない。
市場を見て、そこに近づけるからこそ、多くの人に届く。
商業としての出版が何かを知っていきます。
でも、そうして生まれた言葉には、時に批判も集まる。
「本を出す」とは、なかなか奥が深そうです。
■「本を書ける」というご縁
今から約1年前、通っていた出版ゼミの最終プレゼンがありました。
そしてある出版社から本を出せることに決まりました。
出版ゼミで指導してくれた皆さまと、出会っていただいた編集者の方の力で、まずは「チケット」を手に入れたわけです。
そして、そこから気づけば1年。
これがなかなかに,進まない。
一番は、言い訳ですが「仕事とのバランス」です。
執筆モードに入らないと、思考が分散してしまう。
書き始めては前の文章を直して、進まない。
そして「エビデンス集め」です。
本の企画上、どうしてもこれに時間をかけねばなりません。
しかし、一つのエビデンスを集めるのにも、時間がかかる。
加えて、いざ書き進めても、「マジ、つまんねえ…」と絶望します。
いろんな批判的な声を勝手に想像して不安になります。
しかし、そんなありもしないことを考えると、不安の沼に足を取られて動けなくなります。まるで「ネバーエンディングストーリー」の馬アルタックスが、悲しみの沼に沈んでいくかのよう。
ゆえに、とにかく突き進むしかありません。
予想よりもずっとペースが遅く、ようやく1周目の6割くらいに差し掛かったところです。でも、ゴールイメージができてきたので、だいぶ気持ちは楽になってきました。
まず1周書き終えてから、2周、3周、4周と磨きながら、直すことになるはず。そうすれば、だいぶ良くなるのではと思います。
終わらない旅は、ありません。
■まとめと感想
「263kmマラソン」を走ったときに学んだことを、思い出します。
※「人生で大切なことは全部、263kmマラソンで学んだ」
https://note.com/courage_sapuri/n/n637bbc8df797
「終わらない旅は、ない」。
脚を動かし続けていけば、いずれ終わる。
それはマラソンも執筆も、きっと同じです。
気持ちを引き締めるために、今年はフルマラソンのサブ3を目指しています。
「執筆に集中しろよ」という話ですが、何か追い込む目標を立てないと、言葉に締まりがなくなってしまうする感じがするからです。
だから、サブ3プロジェクトも、全力でやります。
執筆も、良いものを届けられるよう、真剣に向き合います。
2025年の終わりと、2026年の始まり。
このゴールデンタイムに、改めて気持ちを奮い立たせるべく、厨二病的な香りをさせつつ、書いてみた次第。
今日も、書きます。
良いものを世に届けられるよう、がんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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