気を紛らわす力
(今日のお話 1535字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
本日は、ジムにて1時間ほどトレーニング。
また昨日、100キロウルトラマラソンに参加する仲間が
(参加するのは別の大会ですが)
完走に向けての栄養補給戦略、
当日のメンタルのもち方などなど、
情報交換をする場を設けるとのことで、
話を聞きに行ってまいりました。
今日は、
そこから気付かされた、
「気を紛らわす力」
について、思うところを、
共有させて頂きたいと思います。
■「気を紛らわす力」。
この力、結構侮れないと感じております。
私は約3ヶ月前から、
体質改善(アトピーの根治療法)に向けて、
”薬を断つ”ということを始めました。
何が良くて、何が良くないのか、
これを、身を持って試しているのですが、
まだまだ良く分からない、というのが実際のところ。
しかしながら、一つ判ったことがあります。
それは、私の場合、
約1ヶ月のサイクルで、
悪化→改善→悪化→改善を繰り返すということ。
そして、理由はわからないのですが、
一旦、波が下り始めると、
ある一定まで落ちきってしまうようです。
そして、ちょうど、
GWに入ったくらいから、
悪化の階段を下り始めることが感じられました。
悪化し始めると、単純に、
しんどい、ツラいわけです。
他の事に集中ができず、
時間を浪費してしまう感覚。
これによって、ますますストレスがかかります。
■そんな折、
100キロウルトラマラソンのミーティング。
そこで、完走するための大事なポイントについて、
完走経験者がこんなことを言っていました。
「60キロから先は、地獄でした。
「死にたい」というより「殺してくれ」と思いました。
このキツさから楽になりたい、と。
そこで、凄く大事なメンタルの姿勢が
【いかに気を紛らわせるか】
について、武器をたくさん持っておくこと。
これが超重要です。」
「例えば、音楽も大事。
ZARDの「負けないで」は最高です。
また”次の電柱まで行こうゲーム”とか、
”右足と左足を交互に出すゲーム”とか、
自分の中でルールを決めて、
いかに”気を紛らわせられる”か、
いかに、走っているというツライ現実を直視しすぎないでいられるか。
これが完走に向けて大事だと思います」
■これを聞いて、
私の体質改善の話と結びつけて、
「なるほどな」とふと気付かされました。
日本人の侍魂をお持ちの方、
はたまた、体育会系出身の考えの人であれば、
「問題は正面からぶつかり、気合でねじ伏せろ!」
とつい思ってしまいがちかもしれません。
私も、思い切りそのタイプで、
正面からぶつかって勝てなければ負けた感を、
つい感じてしまう性分です。
しかし、です。
正面からぶつかるだけが、勝負ではない。
ウルトラマラソンであれば、
”完走するための「気を紛らわせるチカラ」”、
が一つのテクニックとして、
重要である、と言うわけですし、
私の体質改善のための
痒みとのバトルであっても、
”ツラさを感じないための「気を紛らわせる工夫」”
について、あらゆる方法を考えてみること、
これも重要なスキルではないか、
そのように思ったのです。
そんなことを考えて、
歩きながら本を読んだり、
ジムでランニングマシンで早歩きをしながら
英語の勉強をしたり、
ただ家でじっとツラさと戦わなくて良い方法を、
色々と試していた半日でした。
■何か問題があるとき、
仕事やプライベートで、
向き合うのが辛いことがあるとき。
正面を切って戦うのも一つの方法。
しかし、もしそれがどうしようもないことであれば、
戦っても勝ち目がなさそうなことであれば、
”注意を他に向ける”ことに集中する
ことも決して逃げではない、
そんな風にも思うのです。
すなわち、
【”気を紛らわす力”を鍛える】
こと。
これを選択肢の一つに入れておくことで
肩にのしかかった重荷を少しだけ軽く、
今を生きやすくしてくれるのかもしれない、
そんなことを思うのです。
ジムで汗をかいて、ツラさから開放され、
スッキリした気持ちにて、書き記した次第です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。