メールマガジン バックナンバー

770号 2016年3月24日

ウマい一夜漬け

(今日のお話 1339文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

ならびに午後はお休みを頂き、
あるセミナーに参加しておりました。

自分自身のメルマガ1万人プロジェクトに向けて、
何かできることはないか模索中です。

そしてその後家に帰って、
10キロランニング。

ちなみに、あまりここでは告知をしていませんが、
メルマガのバックナンバーなどまとめたサイトを作っています。

よければ、ぜひご参照ください。

(ぜひご友人、知人の方などにご紹介ください!
 意外と、メルマガを転送いただき、
 喜ばれている方もいらっしゃるようです))



さて、本日のお話です。

昨日ご紹介した「奇跡のリンゴ」のお話ですが、
たくさんの反響をいただきました。

ありがとうございます。

というわけで、本日も、
「農業ネタ」でお伝えしたいと思います。

テーマは、

「農場で一夜漬け」。

それでは、どうぞ。

■「一夜漬け」をしたことがある人、
皆様の中にも多いと思います。

私も結構得意で、
学生時代テストはこれでほとんど乗り切っていました。
(別に自慢することではないですが・・・)

ですから、今でも、
ついつい何かバタバタしていると、
この「一夜漬け」に頼りたくなってしまう、

そんな自分がいます。

しかし、そんな状態に対して
「7つの習慣」のコヴィー博士は、
こんなことを述べていました。


『私たちがなぜ、テストで一夜漬けをするのか?

 それは、テストやビジネスなど、
 社会で決めたことについては、
 「一夜漬け」が機能するからだ。

 しかし、

 もし皆さんが農家だったとしたら、
 「農場で一夜漬け」をするだろうか?

 一夜漬けで種をまき、
 水をやり、明日果実を得ようとするだろうか?』


■この話をすると、聴衆からは、
失笑が起こったようです。

「いやいや、農場で一夜漬けは無理でしょ」

そんな空気を見て、
コヴィー博士は続けます。

『「農場で一夜漬け」は、効きませんよね。

 それは、”自然の原則”が支配しているから、です。

 自然の中では、一夜漬けは、成立しないのです』

そして、こう問うわけです。

『とはいいながら、

 皆さん、家族や、大切な人間関係に対して

 「一夜漬け」していませんか?』
と。


■すなわち、何が言いたいのか。

私たちの人間関係や、
家族との関係、健康状態、
長期的な成果をあげることなどは、
「社会のルール」でなく「自然の原則 に近いもの。

だから、

「今日、たくさんお礼をいったから、
 妻との関係が急によくなる」 とか、

「昨日走ったから、急に痩せた」 とか、

「先週がんばったから、急にものすごい成果が出た」

などというような、

「ウマい一夜漬け」は存在しない

ということです。

それを期待することは、
まるで「農場で一夜漬け」をしようとするような、
”愚”でしかない。


■ビジネスでもプライベートでも、

「すぐに成果がほしい」
「甘い果実を享受したい」
「何で成果が出ないんだ」

と求めたり、嘆いたりすることがあります。

でも、もちろん環境の影響も
大なり小なりあれ、

最終的には、

【今の自分は、過去の自分の結果】

でしかありません。

だからこそ、腹をくくって、

「1年後、2年後、10年後の、
 明日の果実を得るために、
 畑を耕し、種を慈しみ、育てよう」

とするスタンスが、
人生における基本的に重要な姿勢なのではあるまいか、

そのように感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 過去が咲いている今
未来の蕾でいっぱいな今

河井寛次郎

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