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703号 2016年1月17日

「健全なる懐疑的思考」を持つ

(今日のお話 2156文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。

現在新幹線にて、静岡へ移動中。

本日午後から、あるグローバルカンパニーの、
海外子会社社長、セールスマネージャーの方向けに、
英語で「7つの習慣 カスタマイズ研修」を実施致します。

価値観が違う、各国の方が集まり、
「7つの習慣」という共通のフレームを元に、
ディスカッションなどをする形になりますが、
どのような形で盛り上がるのか、本当に楽しみです。

ちなみに、あまり知られていませんが、
フランクリン・コヴィー・ジャパンの研修は、
148か国で展開をされているので、

英語で実施することはもとより、
それぞれの国の言語で実施することも可能。

・国境を越えたリーダーシップ・トレーニングとして
・グローバルに経営理念を浸透させるツールとして

弊社の研修をご活用いただくことも可能です。
ぜひお気軽にご相談下さいませ。


■さて、本日のお話です。

昨日、妻と共に食事療法についての
講演に行ったのですが、
そこで今まで知らなかった面白いお話を色々と聞きました。

本日はそのお話を共有させて頂くとともに、

「既成概念を疑う」

ことの大切さについて、
思う事をお伝えさせて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■昨日の講演会のテーマ。

「食事」の大切さについて語るものでしたが、
その具体的なタイトルは、

「削らない歯科医療」

という話でした。

講演の話者は、有名な歯医者の先生。

何度かテレビ出演もしており、
”スーパードクター”として取り上げられている、
歯科医師の小峰先生という方。

今年63歳というベテランで、
90名弱の聴講者の内、10人くらいが
全国から集まった歯科医師の方で、
その実績も大変優れたもの。

歯科医療の先進である米国の事例、
文献、論文なども研究、翻訳しており、
その理論は非常に注目されている先生であるそうです。


■そんな小峰先生が、
現在の歯科医療の裏側の話、虫歯の原因など、
最新の考え方をお話されていたのですが、
その中で、こんな話をされていました。

「虫歯の原因は”虫歯菌である”っていう話、
 聞いたことがないですか?

 生まれた赤ちゃんは虫歯の菌を持っていない。

 でも、大人から子供にうつされて、
 虫歯になるっていうお話です。

 でも、最近の米国の歯科業界では、

 『バクテリア(虫歯菌)は確かに一つの因子ではあるが、
  虫歯になる決定的な要因ではない』
 (=つまり、虫歯菌は関係ない)

 という「VAN DYKE理論」という学説が主流になっているんです。」
(そうらしいです???)

また、他のこんなお話。

「また、歯に詰められてきた
 ”アマルガム”という銀の詰め物、あるんですけど、

 あれには水銀が含まれています。
 普通に使われてきたのですが、歯科的には大丈夫でも、
 「内科的に問題がある」というのが最近、判ってきました。

 ある女性の患者さんで、
 手の爪がボロボロの方が来られたんですね。
 私、最初は水虫だと思ったんです。
 だから水虫菌を調べた。でも、いなかったんです。

 だから、おかしいなと思って、毛髪検査をしたら、
 水銀の量が大変な量だった。歯を調べると、
 案の定アマルガムが大量に使われていた。

 水銀が気化して、体に取り込まれたんです。
 そのため、爪に水銀が溜まり炎症を起こして、ボロボロになった。

 こんなことも起っているんです」

リアルな写真をみせられて、
閉口してしまいました。

その他、

・フッ素も、体にはよくない
・抜歯は良くない、
・削らなくても虫歯は治せるようになっている
・詰め物の金属は統一したほうがいい
・歯医者さんのうがいの水は汚い
・幼少期のワクチン接種量と死亡率・自閉症に相関関係がある

などなど、今まで聞いたことがない話
(というか考えたことがない話)のオンパレードでした。

そして、最後に、
先生はこんな話をされていました。

「医学には、何が正解かまだ未解明の事が多いです。

 でも、皆さんが歯医者の先生から聞かされてきたことの中には、
 その先生が知らなかっただけで、

 実は間違っていると証明されていたり、
 または他のやり方が見つかっていること、
 たくさんあるんですよ。」
と。


■私は専門でもなければ、
他の先生の話を聞いて、比較したわけでもないので、
先生の話も、どこまでが本当かはわかりません。

しかし、この先生が言うように、

「今まで聞かされてきたことは、正しいとは限らない」

という話は、他にもたくさんあるのだろうな、
と強く思いました。

私たちは、つい

「昔、聞いたことがあるから」
「誰かが言っていたから」
「皆がそう言っているから」
「雑誌で書いてあったから」

ということで、
”それだけが唯一の答えである”、と
何となく思い込んでしまい、
気が付けば、

『「疑うこと」や「考えること」の思考を停止してしまう』

こと、あると思うのです。

でも、
歴史の教科書であれ、
医学の世界であれ、
はたまたビジネスの当たり前であれ、
時代が変わり、新しいことが見つかる度に、
”正解”や”当たり前”は変わり続けています。


■だからこそ、情報をとり、
疑い、正解を考え、見極めること。
忘れてはならないと思うのです。

変化の激しい今の世の中。

自分と家族の身を守るためにも、そして、
これからの世界で生き残っていくためにも、

【”今まで聞かされてきたことは正しいとは限らない”という、
 『健全なる懐疑的思考』を持つ】

ことは大切なことではないか、
そんな風に思わされました。

何だかんだ言って、
残念ながら、大なり小なり情報は操作されていて、
企業や国、偉い方々の都合の良い話しか、
末端には出てこないのが国というもののようです。

情報を集め、自分で判断する力、
磨き続けたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 真実を探している者を信じよ。
真実を見つけたものは疑え。

アンドレ・ジット

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