良く眠らないと、良く仕事もできない
■おはようございます。紀藤です。
本日は大阪へ。
さて、先日の日経新聞の夕刊の一面トップに、
私を興奮させるニュースが載っていました。
その見出しはこんなもの。
「快眠の最先端、大学競う ~東工大・早大、ベッドや照明 企業とも連携 ~」
不眠や寝付きが悪い人の力になろうと大学が快眠技術の研究に相次ぎ乗り出した。
東京工業大学は電車の揺れでうたた寝してしまう原理に目をつけ、眠りやすくするベッドを開発した。
睡眠の質の低下は仕事の効率を落とし、生活習慣病も招く。
働く人の関心も高く、最新技術で克服を目指す。
厚労省は2014年、「健康づくりのための睡眠指針」を11年ぶりに改訂し、
本人の日々の心がけだけでなく、睡眠に適した環境づくりの重要性を訴えた。
東工大の伊能教夫教授と木村仁助教らは複数の鉄道路線で居眠りする人の割合と電車の振動の特徴を調べ、
1秒に2回以下の振動が眠気をもよおすことを突き止めた。
試作したベッドは上下左右に数ミリメートルの幅で揺れる。
寝付くまでの時間を脳波で測ると健康な人でも15分から10分に短くなり、眠りを促す効果を科学的に裏付けた。
開発するベッドは交代制勤務で仮眠をとる職場などでの利用を見込む。
5年以内の実用化を目指す。
(引用ここまで)
■思わず、二度見するほど、
私の心を捕えたニュースでした。
そもそも、厚労省が「健康づくりのための睡眠指針」
なるものを作っていたのも知りませんでしたが、
私の場合、今までずっと営業畑でやってきて、
電車で長距離を移動することも多い毎日でした。
そして電車移動がある日は、事前に鞄に本を忍ばせて、
「時間を有効活用しよう!」と鼻息を荒くしていました。
・・・が、電車の揺れにほぼ勝てず、
眠りの世界に何度、強制連行されたことか(涙)
「電車の揺れを生み出すベッドがあれば、売れるのになあ」
そう思っていた、私の積年の願いが、
大学と企業とのコラボレーションで実現される、
そんなニュースだったので、つい興奮してしまいました。
■私の個人的な想いかもしれませんが、
「”睡眠”にもっとお金をかけるべきではないか」
とよく思うのです。
簡単な算数ですが、1日7時間眠るとします。
すると1年では、
1日7時間 × 365日 = 2555時間
つまり、1年で2555時間寝ているわけです。
2555時間の価値とはいかほどのものか!
私が地道にやっている英語も、
2555時間もやれば、間違いなくペラペラ。
資格取得なら、簿記でも、中小企業診断士でも、
上手くやれば公認会計士などの資格も取れそうです。
筋トレならば、間違いなくムキムキです。
ライ〇ップも目じゃないでしょう。
■しかしながら、そんな睡眠を支える寝具に、
こだわりを持っている人はどれくらいいるのでしょう。
その数は私にはわかりません。
しかし、私は以前までぺちゃんこになった布団を
買い換えるタイミングがわからないままずっと使い続け、
「腰が痛い。腰が痛い」と言いながら、
毎日我慢しながら寝ていました。
でも、ある時にふと、
「1年で2555時間もの共に過ごす寝具ならば、
ガッツリと投資をしても、十分に元が取れるのではないか」
と、思ったのです。
そうして、目黒の枕ショップで、
私の頭の形に合わせたオーダーメイド枕を注文し、
そして敷布団は、マットレスに変え、
「カズを夢中にした」で有名な東京西川の「Air」を購入。
(あまり物欲はないのですが、ここだけは奮発しました)
すると、どうでしょう。
眠りの質が、やっぱり全然違います。
そして良く眠れると、
仕事の質も変わってくるように感じるのです。
■冒頭の記事で、
”睡眠の質の低下は仕事の効率を落とし、生活習慣病も招く。”
とありました。
良く眠らないと、良く仕事もできない。
これは、厚労省も認める事実かと思います。
さらに、成功者の原則をまとめた「7つの習慣」においても、
長期・継続的に求める成果を出し続けるためには、
【第七の習慣 刃を研ぐ】
が大事である、といい、
”「肉体を良い状態に保つ」=「良い睡眠をとること」が重要である”
というメッセージも伝えています。
仕事中に、
「1分でも早くこのタスクを終わらせる!」
と意気込むことも大事かもしれませんが、
それよりも、夜布団に入って、1分でも早く熟睡できたほうが、
時間の使い方としても、もっと大事なように思います。
とにもかくにも、誰しもが必要な睡眠。
その質を高めるために、色々な工夫を試してみること、
本当に重要だなあ、と思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。