メールマガジン バックナンバー

1246号 2017年7月13日

生産性を高めようと願うなら、三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)

(今日のお話 1654字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならびに夜は、個人的なプロジェクトとして取り組んでいる、
「サムライ塾」なる学びの場の運営について、
塾長、OBの方とともにディスカッションなどでした。


最近は、小康期を抜けて、
やることが増えてきつつありますが、
正直なところ、そちらの方がリズムに乗っている感があり、
集中力も増している感覚があります。

本日はそんな話に関連させつつ
思うところをお伝えできればと思います。

タイトルは、


「生産性を高めようと願うなら、
 三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)」。


それでは、どうぞ。

■先日、お世話になっている、
ある企業の、情熱的な教育担当の方と、
人材育成についてディスカッションしている際の話。


お互いの影響力を高めるには?
というような文脈で、
こんなことをおっしゃられていました。


「私はもっと影響力を発揮しなければと思ったのです。

 そんな時に、ある有名なコーチの方に、
 こう言われたんです。

 『三倍忙しくしたらいいよ』

 って。


 三倍忙しくしようとすると、
当然、密度を高めないといけない。

だから工夫も生まれるし、
 ”生産性”のレベルもあがる、

そんな意味で言われたみたいなんですね。

 結果やりすぎて、体調を壊してしまったんですけどね(苦笑)」


というようなお話。


■もしかすると、


「いやいや、三倍忙しくって、
 そんなの時代錯誤も甚だしい!」

と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、

私は、

あながちそうとも言えない、
実は、的を射た話ではなかろうか、

と感じたのです。


やることを三倍にすると、
物理的に無理が生じます。

当然、負荷も増大します。


でも、長く働くのは好ましくありません。
(時代的にも、そうです)

もちろん、ダラダラ働くことが、
三倍忙しくすることではないので、

そんな前提の上、

「三倍忙しくする」

という定義だとしたら、どうなるか。


おそらく、心理として、

・無駄を省く、
・結論をさっさと決める
・思いついた時にすぐアクションする
・新しいアイデアを提案する

そんな動きに近づくのではなかろうか

などと思うわけです。


■少し前にこんな話を聞きました。


以前、経営危機だった、
「長崎ハウステンボス」に
経営再建のために社長として入った
元エイチ・アイ・エス取締役の澤田秀雄社長。

「絶対無理だろう」と言われた再建を、
実現してしまったことは「澤田マジック」と
称されているそうです。


そんな彼が赴任して、
最初に社員に指示したことが、


『早歩きで移動する』


ことであったそう。


「早歩き」なんて些細な行動でも、
「日常の意識」が変わると、
全てに波及効果をもたらす。

それがわかっていたから、
「なんでそんなことを?」と思われることを、
施策として実行されたのかもしれません。

そして、見事、
無駄を省き、活気づけ、
経営再建に成功させられたのかも、しれません。


そして思うに、

『三倍忙しくする』

という心の姿勢も、
同じようなものではないか、

そう思うわけです。


■成果とは、「質」と「量」の掛け算です。

行うアクションを、
より成果にインパクトがあるものにすること。
すなわち、「質」を高めること。

そして、行動の「量」を増やすこと。
密度を高めること。


結局は、この方程式です。


「質」を高めることが大事ですが、
「量が質に転化する」というのもこれまた事実。

その両輪で、「生産性」とは高まっていくものではないか、
そのように思うのです。



だからこそ、

===========================

生産性を高めようと求めるなら、
三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)」

===========================

という意識を持つことを大切にしてはどうでしょうか、

と思う次第です。



予想以上に、意識は、行動に影響を与えるもの。

私も、もっともっと密度高く、
日々生き抜いていきたいと思います。

【本日の名言】 自転車操業上等じゃないか。
漕ぎ方教えてやるから、
もっと速くペダル漕げ。

孫正義”

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す