メールマガジン バックナンバー

1091号 2017年2月8日

「学びの価値」は、経験して初めてわかる

(今日のお話 1704字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

ならびに、夜は友人のお誘いで、
日本橋にてとある勉強会に参加。

とある組織コンサルの方が、
ほぼボランティアでやっている勉強会で、
並々ならぬ経歴・経験の持ち主の方の、
おそらく、通常であれば数万円するレベルのノウハウが、
「わずか3000円で学べる」という、稀有な場でした。

昨日は、

「価格戦略」

というマーケティングの話について初めて学びましたが、

”ファミチキとKFCのチキンの価格が、
 微妙に変わり続けてきた理由”

とか

”なぜニンテンドー3DSは大幅に値下げをしたのか”

とか

”今の時代のCDの価格はどうあるべきなのか?”

などなど、
この世の中の”価格の理由”について、
違った切り口で見ることができました。

いやー、面白かったです。



さて、本日はそんな話を受けて、


「””学びの価値””は、経験して初めてわかる」


というタイトルで、
「学びへの投資の価値」について、
思うところをご共有させて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■当たり前の話ではありますが、私達は、

”有限の時間とお金”

の中で、生活をしています。

ですから、
意識してもせずとも、
自分の頭の中で優先順位を付けて、

「これは面白そうだから必要だな」
「これは行かなくてもいっか」
「これ、買おうかな、どうしようかな」

と迷い、考え、そして

”自分の時間とお金をどこに使うか?”

を決めています。

特にお金の使い方がシビアな人は、

「これは本当に役に立つのだろうか」

と考えに考えに考え、
そして納得できたときにだけ決断する人も、
いらっしゃるのだと思います。


■しかしながら、私は、
私は個人的に、

”例外の事柄”

があると思っています。

つまり、「役に立つか天秤にあまりかけないほうがいい事柄」が、
例外的にある、ということ。

それは、こと

「学び」

について語る場合。


学びについては、

「学んでも、スグ使えるかわからないし、
 うーん、またの機会にするよ。」

という考えは、出来る限り少なくしたほうが
実は結果的に得るものが多い、

と感じるのです。


なぜ、そう思うのか?

その理由は、


【「学びの価値」は、経験して初めてわかる】


から。

ただその一点なのです。


■例えば、私の昨日の話です。

私は昨日、友人の勧めで、
19:30~21:30で、3000円という時間を使って、
(つまり、お金とエネルギーを使って)

『3つの価格戦略』

というマーケティングの話を学びました。

実は、興味が元々合ったか、と言われると、
こんな話(失礼)”考えたことすら”ありませんでした。

縁がない話だし、仕事にも直接関わらない。

だから正直なところ、
友人に勧められたときは、
”全く”、興味はありませんでした。

興味がない理由を、言葉にするならば、

「自分マーケティング担当でも、社長でもない。
 私は営業。営業に”価格戦略”は、別に必要ではない」

ということになるのでしょう。


しかし、です。

とりあえず信頼のおける友人のススメだし、
何が学べるからわからないからこそ、参加しよう、
ということで、実際に、学んでみる。

すると、驚き、発見があるのです。


「自社のサービスの価格はこのように決まっていたのか!」


とか、

「この価格戦略であるならば、自らの仕事のポリシーは、
 ”いかに付加価値を高めるか”にもっと注力すべきだ」

とか、

「形のない商品を作るときに、
 お客様が妥当性を感じられる値付け方法」

など、かなり役に立つ情報が
盛りだくさんである、と気付くのです。


つまり、


『「学ぶ前」は、自分に関係ないと思っていたことが、

「学んだ後」、実は関係があること気付いた』


ということ。

言い換えれば、

【「学びの価値」が、経験して初めてわかった】

ということです。


■人は、自分の「知っている世界」の中しか、
想像ができません。

逆に言えば、
「知らない世界のことは想像ができない」
わけです。

そして、

『「学び」とは、”知らない世界”を知ること』

を意味します。


だから、「学び」の価値について、
学ぶ前からあれこれ判断するのは、愚問なのです。


「学びの価値」は、知るその瞬間まで、
その価値の大切さに気付くことはないのです。


繰り返しになりますが、


【「学びの価値」は、学んで初めてわかる】


のです。


■「学ぶこと」は
エネルギーも時間も、そして時に
膨大なお金も使います。

だから、

「この”学びへの投資”は
 本当に価値があるのだろうか?」

と躊躇する気持ちも当然、あるのでしょう。


しかし、知らない世界の”学びの価値”を、
学ぶ前から判断することは、
いたずらに自らの世界を拡げるチャンスを、
狭めることになりかねません。


だからこそ、

自分のアンテナに少しでも引っ掛かったのであれば。

または、自分のことを知る人からのススメがあったのであれば。



『学びについては、
”興味のあるなし関わらず、とりあえず参加してみる”
という行動習慣を持つ』


ことが、

自らの可能性を拡げ、
自らの能力を解放し、
よりよい未来を得るために、非常に重要ことなのであろう、

そのように思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 才能は隠れているものだから、
出かけていって見つけなければならない。

フロリアン”

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