メールマガジン バックナンバー

333号 2014年7月15日

犬の夢

■おはようございます。紀藤です。

今日はあるお話を
ご紹介したいと思います。

特に感動する話、というわけではありませんが、
人生について考えさせられるお話です。

それでは、どうぞ。


あるおはなしです。

むかしむかし
神様と十二支の動物達が、仲良くくらしていました。

ある日、神様が、近ごろ動物達が元気がない事に気づき
動物達に言いました。

「夢をもとう!」

神様のその言葉がきっかけに、動物達はそれぞれ夢をもった。

龍は「天に昇る」という夢を。

うさぎは「月に行く」という夢を。

さるは「人間になる」という夢を。

とりは「空を飛ぶ」という夢を。

そして、動物達はそれぞれの夢を叶えていきました。

けれども、犬だけが
どうしても夢がみつかりませんでした。

犬は悩みました。

「俺だけ夢がない、俺はダメな動物・・・」

そこに、神様がやってきていいました。

「犬さんは、ダメな動物なんかじゃありません。
 夢がなくても大丈夫です。
 夢がない時は
 自分の目の前の“人”を喜ばせながらいきるのです。」

神様の言葉に勇気がでた犬は、思った。

「よし、これからは(周りの人を喜ばせる)ことを僕の夢にしよう。」

「人を喜ばせる」事を、まっとうした犬は、
「人に一番好かれる」動物になっていった。

それは、今の時代も変わっていない。


■さて、このお話、
皆さまはどう感じられましたでしょうか。

私はこの話を見て、
大学時代、友人からある質問されたのを
思い出しました。

それは、

「夢とか、目標って、本当に必要なのか?」

という質問でした。


■「夢」「目標」というと、
先ほどの話で紹介されたような、
龍や、うさぎや、さるや、とりのような、

「〇〇を達成したい!●●を叶えたい!」

というようなものをイメージします。

しかしながら、このような「夢」は、
誰もが見つかるのか、と言われると、
そういう簡単なものでもないように思います。


■話の最後で、夢が見つからない「犬」が、

『人を喜ばせることを「夢」にしよう』

としましたが、
私達が日々大切にするべきこととは、
もしかしたら、このような”生き方の姿勢”のような
ものなのではないでしょうか。

必ずしも崇高な「夢」を追いかけることでなく、

【自分が大切だと思う価値観】

に従って生きること。

これが日々の充足感を生み出すようにも思います。


■「7つの習慣」では、
「第二の習慣 終わりを思い描いてから始める」において、

”自分の大切にする価値観”(自分の軸)

を見出すことが重要である、といいます。

大それた「夢」はなくとも、
自分にとって”幸せ””充足感”とは、
どんな時に感じられるのか、
このことがわかっていれば、人生は十分に幸せなのかもしれません。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日も素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 われわれは死ぬまでに、
自分が逃れているもの、
求めているもの、
そしてその理由を知るように
努めるべきだ。

             ジェームズ・サーバー

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