メールマガジン バックナンバー

1034号 2016年12月13日

”浅はかさ”が、人を育てる

(今日のお話 1353字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

また、夜は大学生のいとこの
就活相談に乗りつつ、その能力の高さに、

”後進恐るべし”

という言葉が頭によぎりました。
若者の可能性には、叶いません。

頑張れ、Yくん!



さて、本日のお話です。

先日、組織行動学について
書かれた本に目を通している際に

「人の成長とは何か?」

について書かれたある一説に
目が止まりました。


そこで書かれていた言葉は、

”人は経験によって成長する”

というごく当たり前の言葉。

今日はこの、
”人は経験により成長する”という原則を考えつつ、


「人の成長は、”浅はかさ”から生まれる」


というテーマで、皆さまに思うところを
ご共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■組織行動学の説によると、
人が成長するには幾つかのステップがある、
と言います。

そしてそのファーストステップは、

”経験すること”

である、だそう。


というのも、
「人の学び」とは、人から聞いたり、
本を読んだり、映像で見たり、
いろいろな方法があるものの、

”学びの70%は経験によって生まれる”

らしいのです。


つまり、言い換えれば、

「成長が平均より早い人」
「圧倒的な成長スピードを見せる人」

というのは、

この”経験”をする量が多いこと、
そのサイクルを身に着けているかどうかが、

その人の成長の角度を
決める要因になっている、

そのようにも言えるのでしょう。


■しかし、

”「経験」をする量を増やせばいい”

といいつつ、そのために、
アクションを起こせば起こすほど、
”失敗”に出会う数も、増える可能性が高まります。


”失敗は成功の母”

”しくじるは稽古のため”

”七転び八起き”


そんな、失敗の価値を称える言葉が
いくつも存在していますが、
やっぱり”失敗”と手痛いもの。

「失敗をじゃんじゃんせよ」
といっても、簡単ではないし、怖いものです。

だから人は慎重になるし、
石橋を叩き、行動するようになるのかもしれない、

そのようにも思えます。


■では、どんなスタンスが、
人を成長させるための”促進剤”になりえるのか?


そのスタンス・姿勢の一つが、
冒頭にお伝えした、


『浅はかさ』


ではないかと思うわけです。


言い換えるならば、

「なにはともあれやってみる精神」

とも言えます。


■新しい経験をするとき、
絶対的に「100%大丈夫」ということは、
ほとんどありません。

そして完璧を待っていたら、
「経験のサイクル」を回すスピードは、
当然遅くなります。

そして、人は「経験」によって成長する。


そんなことを考えると、
完璧じゃなくとも、


【なにはともあれやってみる”浅はかさ”が、成長の糧となる】


とも言えるのではないか、

そのように思うのです。


■やってみたらどうなるのか。

わからないけど、とりあえず、
手を突っ込んでみよう。

何はともあれ、
チャレンジしてみよう。


そんな「好奇心」に任せて、
なにはともあれやってみる。

”浅はか”な考えで、
完璧じゃなかったとしてもやってみる。


そんな精神が、
私達の成長を促してくれます。


とにかく、やってみること。

経験の量を最重視すること。


いくつになっても人は成長できる。
だからこそ、変に大人にならずに、
”浅はかさ”を敢えて大切にしたいものだな、

そのように思う次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

【本日の名言】 経験とは誰もが自分の失敗につける名前である。

オスカー・ワイルド”

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す