メールマガジン バックナンバー

1577号 2018年6月11日

心の中に、自分専用の「松岡修造」を持つ

(本日のお話 1554文字/読了時間1分半)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、読書、ならびに、
溜まっていた事務作業などをひたすら
片付けておりました。

また夕方からは、本日月曜日から実施の、
『7つの習慣』研修のため、名古屋に移動でした。

今日、明日と、
某有名ホテルのコアマネジメントの皆さまと共に、
学びを深めております。



さて、本日のお話です。

最近ではよく知られるようになりましたが、
スポーツでもビジネスでも、

「メンタルの力」

が注目されています。

今日はこのお話について、
なるほどな、と思う話がありましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【 心の中に、自分専用の「松岡修造」を持つ 】。


それでは、どうぞ。



■ちょっと前の例になりますが、

五郎丸の「五郎丸ポーズ」や、
イチロー選手のバットを前に掲げる姿が、
有名になりましたね。


これは、

”自分なりのルーティン”

を持つことが、
高いパフォーマンスを発揮する上で、
とても役に立つ「メンタルコントロール」として、
注目された例でした。



例えば、人前で緊張しないために、

・「人」と手の平に描いて飲み込む

とか、

・目の前の聴衆は、”じゃがいも”と思って話す

などなども、
広く捉えてみれば、

「メンタル・コントロール」

をする一つのテクニックなのでしょう。



■実際、これらの「メンタル術」というのは、
ちょっと怪しいテクニックなどではなく、
列記とした、

「ビジネス・スキル」

である、と私は思うのです。


なぜならば、

・何かトラブルがあるたびに、
 気分が浮き沈みして、行動にブレがでるAさん

と、

・何かトラブルがあっても、
 常に前向きな気持ちを忘れず、
 一定以上の行動を担保できるBさん


では、やはり後者の方に、
ビジネス上でも軍配が上がるのでは、

と思うわけです。



人は、「感情」の生き物なので、

”やる気”も含めた感情(メンタル)を、
いかにコントロールするか、、、

これはとても重要な命題である、
とすら感じます。


だから、昨今では

『レジリエンス』(=立ち直り力)

というキーワードが注目されているのでしょう。


■と、そんな
”「メンタル・コントロール」の大切さ”
をお伝えしてきましたが、
ここに興味深い話があります。


それは、非常に簡単な、
自己暗示のテクニックの話。



緊張したり、勝負どころで、

「俺ならできる!」
「私ならできる!」

と言い聞かせる、
そして自己暗示をかけること。

これは一つの効果的な手法です。

(皆様の中で、プレゼンや試合など、
 こういったテクニックを使っている方も、
 いらっしゃるのではないでしょうか)


ただ、面白いことに、
この手法を越えて、もっと効果的な
「自己暗示」のテクニックがある、
というのです。


■それは、


【お前ならできる!】

【君ならできる!】


と、”自分自身”に向かって
言葉を投げかける、

ということなのです。


イリノイ大学のサンダ・ドルコス博士が、
2014年に「European Journal of Social Phychology」
にて発表した論文によると、


『自分自身にYOU(あなたは)の形で語りかける』


と、「I(私は)」で語りかけるより、
高いパフォーマンスを発揮することがわかったそう。


■つまり、

「自分の中にいる、無意識の自分
(=ちょっとビビっている自分)」

に、もうひとりの自分が、
「松岡修造」ばりに

「お前はできる!」
「お前はできる!」
「お前はできる!」

と投げかける、

そして勇気づける、という
そんなイメージ。

でも、これをするだけで、
自分に力が湧いてくるのです。


■単純で、何のひねりもない話です。
でも、こういう「テクニック」を何気なく、
日常で行うことができれば、

それはいざという時の力になるし、
自分の意識が、少しずつ、強靭に、
前向きに、ブレなくなっていく、

私はそう信じています。


、、、ということで、
ぜひ、事あるごとに、


【お前はできる!】


と「小さな松岡修造」を心に持つように、
自らに言い聞かせ続け、
セルフイメージを高める思考習慣を
持っていきたいものですね。

心の中に、自分専用の、松岡修造を持ちましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


=========================
<本日の名言>

たとえあなたが何をしていようとも、
それをしている自分を愛せ

タデウス・ゴラス

=========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す