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1678号 2018年9月20日

投資は遅れて効いてくる

(本日のお話 1328字/読了時間1分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに夜からは、今月から開始をした英語塾への参加でした。

だいぶ使っていなくて忘れてしまいましたが、
ここから取り戻していきたいと思います。



さて、早速ですが本日のお話です。

先週末に参加をした、「マネジメントゲーム」という
経営のゲームがあるのですが、その内容が非常に面白く、
また大変勉強になるものでした。

今日はそこで学んだことから、
心に残った事を皆様に一つ、共有させていただきたいと思います。


タイトルは、

【投資は遅れて効いてくる】。

それでは、どうぞ。


■少し話が変わるのですが、

「”教育投資”(人間に対してです)は、
 いつ行うのが最も効果が高いのか?」

という実験が1960年代、
アメリカで行われたそうです。

そして、その問いに対しての答えは、

『教育にお金をかけるならば、
 就学前の幼児期に行うのが最も投資対効果が高い』

という研究結果が出たそう。


ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ヘックマン教授ら曰く、

”幼少期に適切な教育を受けることによって養われた学習意欲が、
その後の人生にも大きく影響したと考えており、青年期に教育を施すより、
幼児期に教育を受けさせたほうが、より少ないコストで教育の効果が期待できる”

、、、らしいです。

(参考:『学力の経済学』より)

つまり、

「教育(人への投資)は、できるだけ早いほうが良い」

ということですね。


■話を戻しますが、

実は先日を参加した
”会社を運営し大きくすると”いう目的の「マネジメントゲーム」において、
この話を、ふと思い出すことがありました。


このゲームでは、

「研究開発」(=商品をよりよくする投資)

という項目があるのですが、

この「研究開発」を、早い段階でやっておくと、
後半に、有利に戦いやすくなるのです。


そして、このマネジメントゲームの講師が、
こんな事を言っていたのが印象的でした。


『「投資は遅れて効いてくる」んです。

 投資が、付加価値を生み、利益を作る。

 だから、基本は「研究開発(投資)」ベースで進めることが、
 勝つためのポイントです。

 それが、このゲームを開発したソニーの考えです』

、、、

そんな話をしていました。


■我々はついつい、
「短期的な利益」に集中しがちです。

それは、決して悪いことではないと思います。

しかし、今の「短期的な利益」をたとえ一旦おいておいたとしても、
「中長期的な視点」を持ち、


「”これからの人生で一番若い今”に、
 立ち止まって自分に投資をしてみる」
(=学び、人間関係、心身のメンテナンス等)


ことは、自分の人生に”ゆくゆく”レバレッジを効かせる上で、
とても大切なポイントなのだろう、

今日しかない、も事実ですが、
未来も続く、というのもまた一つの事実です。

だから、

「中長期の視点を持ち、いかに自分に投資をするか」

というのは、100年時代、勝ち残るために、
大変重要な考えであろう、

そのように思ったのでした。



非常にシンプルな話ですが、

【投資は遅れて効いてくる】、

これは事実です。

人も、会社も、モノも同じです。

だからこそ、「自分への投資」も習慣として、
行っていきたいものですね。

今日は短めに。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

果実を食べるものは少なくとも、
種子を植えるべきだ。

ヘンリー・デイヴィド・ソロー

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