メールマガジン バックナンバー

2226号 2020年3月25日

現場猫の「ヨシ!、、、じゃねーよ」から思う、シンボルの効果

(本日のお話 1880字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

またホームページの作成、
夜はコーチングでした。



さて、本日のお話です。

先日、定期的に受けている
経営コンサルティングの中で

師匠と仰ぐ経営者の方から
”ある情報”を教えてもらいました。

それが私の行動を、はからずも変化させてくれる
「シンボル」のようになっています。


今日はその話のご共有とともに、
皆様に学びと気づきをお伝えさせていただきたいと思います。



タイトルは、



【現場猫の「ヨシ!、、、じゃねーよ」から思う、”学びのシンボル”の効果】



それでは、どうぞ。



■皆さまにも、きっと1つや2つ、
「ついやってしまいがちな失敗」が
あるのではないでしょうか?


ちなみに私(紀藤)の場合は、
「せっかちすぎてミスが多い」のが
骨がらみの悪癖であり、

そのことにより、これまでの人生
多くの方々にご迷惑をおかけしてきました。

(このメルマガも、その「せっかちの病」により
 多くの誤字脱字を量産し続け、今に至っております。
 読者の皆さま、スミマセン、、、汗)



■そんな中、
先日のコンサルティングの場面でも、
その”悪癖”が顔を出しました。

最近作成しているホームページについて相談をしていたときに、

「とりあえずホームページ、
 急ぎでパパっととあげちゃいたいんですよねー」

なんて、つい私が口走った時、
師匠と仰ぐ経営者の方が
こんなことを語ってくれました。


「紀藤さん、『現場猫』って知ってます?
   

『現場猫』は、工事現場の作業での手抜きを
 皮肉っぽくジョークで言っているキャラクターですが

   ※参考:現場猫↓↓
  https://i.gyazo.com/652e379cfa1c7a6c8a3c38add38d718d.png

 現場猫が「ヨシ!」と言っているのですが、
 どれもよくよく見てみると、

 「ヨシ!、、、じゃねーよ!」
 というものばかりです。 

「ヨシ!」「ヨシ!」と進めても
 振り返って見直すことはほとんどないです。

 だから、もし完成させるなら
 「これで決める」という心づもりで、
 安易に「ヨシ!」はやめた方がよいです」

、、、


というお話でした。



■あーなるほどと思いつつ、
『現場猫』の画像を見てみると、

例えば、

・工事現場で、不安定なトラックの上に何枚も板を重ねて作業して
「(届いたから)ヨシ!」みたいなシーンが描かれていたり、
(めちゃくちゃ危ない全然「ヨシ!」じゃない、、、汗)


・3人で作業項目をトリプルチェックするときに、
1人目(1匹目?)は
「あとの2人がちゃんと見てくれるだろうからヨシ!」
2人目は
「1人目が合格にしてるし3人目も見てくれるだろうからヨシ!」
3人目は、
「前の2人が合格にしてるんだから絶対ヨシ!」
と言っていたり。

あーありそう、、、と思いつつ、
「ヨシ!、、、じゃねーよ」と思う内容です。

それらが
「こういうことやってないですか?」という
ブラックユーモアに満ちた風刺画のように
検索結果にたくさん表示されており、
ひと目見ただけで大変印象に残ったのでした。



■そうしてコンサルが終わり、
数日経ったとき、不思議な変化を感じます。

たったそれだけと言えばそれだけなのですが、
何かするときに(例えばメルマガを送る時に)

「ヨシ!」と普段ノーチェックで送ってしまうところ
(重ね重ね、読者の皆さまスミマセン)


「ヨシ!、、、じゃないかも、、、」


と、ふと立ち止まり、
見直すように意識が働いているな、
と少しの驚きとともに、感じたのでした。



■もちろん、習慣化されたわけではなく、
まだまだ「意識をする頻度が増えた」というレベル。

しかし「意識をする事」は、
行動につながる確率も高まります。
ゆえに、何らかの影響与えていることは確か。


そしてその要になっているものは、


【『現場猫』と言う”シンボル”】


が影響していることに
大切な意味があるなと感じたのでした。



■私たちは、日々

「これは大切にしよう!」

という気づきを得ても
その気づきは、時間が経つに連れ揮発し、
忘れてしまうものです。

それは致し方ないこと。


ただ、その気づきや学びを、

「学びのシンボル」(=今回の現場猫のように)

として意図的にタグ付けをできたとしたら。

それは意識をしやすくなり、結果
行動にも繋げやすくなるものです。



■「学びと気づき」を忘れず、
自分のものとして定着化させるためには、

その学びと気づきを


1)特徴的な言葉(名言、「ホウレンソウ」など略語)
2)キャラクター(現場ネコなど)
3)写真やポスターなど画像


と思い出しやすくなる仕掛けを
意図的に設けていくことで

自分自身に学びを定着させていくことで、
「学びの歩留まり」も高めていくことができる、

そんな学びの原則を感じたのでした。



■ということで、


『学びと、シンボルは、セットで』
(M・S・S ※DAIGO風に)


と(ちょっと強引ですが)
覚えていただくと、お役に立つかと。


ご参考になれば、幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。


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<本日の名言>


勝利の軍というものは先ず勝つ条件を満たしてから実際に戦う。
敗北の軍は先ず戦い始め、それから勝ちを求める。

孫氏

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