研修成果を望むなら、「エビングハウスの忘却曲線」に立ち向かうこと

逃れられない「エビングハウスの忘却曲線」。研修で得た学びも悲しきかなすぐに記憶から消えていきます。そんななかでなるべく歩留まりを高くする秘訣とは?

「学んで終わり」は何も生まない

「学んで終わり」は何も生まない

「学び」は、「実践」がなければ成果に繋がらない。これは、あらゆることに言える原則ですね。

 

ランニングのフォームもそう。

テニスのスイングもそう。

会社の研修で覚えたスキルもそう。

 

「学んだこと」は、「行動」として繰り返すことによってのみ、「結果」につなげることができます。

 

 

 

人は20分後に半分忘れる

人は20分後に半分忘れる

しかし、悲しきかな、なかなかこれができない。

なぜならば、よく言われるように、「人は忘れる生き物だから」です。

 

超有名な、「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。

これは、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウス博士が「時間と忘却の関係」について調べた、有名な実験の話です。

 

この実験によると人は、

  • 20分後に42%
  • 1時間後に56%
  • 1日後に74%
  • 1週間後に77%
  • 1ヵ月後に79%

学んだことを忘れてしまう、と言う話でした。

 

つまり、記憶とは、20%は残るけど、それ以外ほとんど忘れてしまうということ。

忘れたことは、思い出すことすらできないから、当然「実践」などできるはずもありません。

 

 

 

エビングハウスの忘却曲線に立ち向かう

エビングハウスの忘却曲線に立ち向かう

しかし、願わくは、「学びの歩留まり」は高めていきたい。

「たまたま記憶に残った20%」ではなく、”エビングハウスの忘却曲線に立ち向かい、「学んだこと」の80%位は、記憶、実践、結果につなげる”。これこそが、良質な学び、成果につながるトレーニングではないか、そう思うわけです。

 

 

成果につなげる即アウトプット研修

成果につなげる即アウトプット研修

そして、この”エビングハウスの忘却曲線に立ち向かう”ごとき活動を、リアルにやっている会社があります。

それは、メットライフ生命の末永さんという方(2017年時点)。彼は、メットライフ生命のリーダーシップのトレーナーであり、「7つの習慣」の社内ファシリテーターでもあります。

彼は、「7つの習慣トレーニング」を、営業所のリーダーに実施することで、

 

  • 組織の成長性と生産性について従来の1.4倍の実績、
  • 組織のハイパフォーマー占有率についても2倍

 

という、誰もが認めざるをえない、圧倒的な成果をたたき出しました。

 

このために、彼が何をやったのか。これこそがまさしく、先ほどの”「エビングハウスの忘却曲線に立ち向かう」ごときトレーニングの実践”であったと思うのです。彼は、「7つの習慣」の研修をただ2日間、3日間やるのではなく、半年間にかけて行いました。

 

  1. 「7つの習慣」の概念を伝え、考えさせる
  2. 明日から何をするかを宣言し合う
  3. 実際、実践できているかどうか、トレーナーの立ち会いの元、確認していく

 

そして、忘れていることがあれば、トレーナーとの再学習のもと、学びを復習し、そして再び、即実践する。

これを1つずつ行っていくことで、「学んだことの100%とは言わずとも、70%、80%を記憶、かつ実践できるようになる」というサイクルが回り始め、「結果につながる」という実績を出すことができた。

 

 

 

口だけではなくできることから行動しよう

口だけではなくできることから行動しよう

そして、思うのです。あらゆるトレーニングは、こうあるべきなのではないか、と。

そして、同時に思います。「社員の人材育成で成果を出したい」と言いつつ、勉強しない。またはこれらの、成果がでるとわかっている「やるべきこと」をやる意思がない人材開発担当者がいかに多いか、ということ。

 

もちろん、事情があることがわかります。でも、それを言った瞬間、「負け」です。戦うところは覚悟をもって、戦わねばならなりません。

 

できる事はゼロではないはず。

本日の名言

成功が上がりでもなければ、失敗が終わりでもない。

肝心なのは、続ける勇気である。

ウィンストン・チャーチル

365日日刊。あなたの1日を5%元気にするメールマガジンお届け中。

  • ビジネス的ライフハック
  • 習慣化のサポート
  • 読者限定イベント

メールマガジンを登録する

あなたの1日を5%元気にする
情報を毎日お届けします。 メールマガジンを登録する