「無理かも」って思ったときは、「I’m amazing!」って言ってみる
(本日のお話 1756字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、朝から10kmのランニング。
また、外部人事パートナーとして関わらせていただいている会社様への
「レゴを使ったキャリア&チームビルディング」のワークショップの実施でした。
創作物には、その人の価値観が現れていて、実に面白いです。
お互いのことを理解する、一つのきっかけになるなと思いました。
ランニングも整骨院へいくことで、やや快方に向かっています。
定期的に通いながら、メンテナンスしていきたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
先日、参加してきたワークショップのワンシーンで
ふと思い出すことがありました。
そこでは、みんなで普段やらないような
歌ったり、踊ったりする中で、「なかなか難しいよ…」と抵抗感を覚える人も中にはいるようでした。
実際に私たちの日常でも、「これは難しい」「大変そうだ」と、
無意識に自分にボーダーを設けてしまうことも、少なくないかもしれません。
その中で、「自分をUNLOCKする言葉」として、
浜崎あゆみさんのボイストレーナーも務められているプロの音楽家の方が、
あるお話をしてくれました。
この話がとても印象に残っており、大事だなと思うことも多かったので、お伝えしてみたいと思います。それではどうぞ!
■人は、自分で自分に声掛けをしている
言葉に出さなくても、人は自分の頭の中で、自分自身にいろんな声掛けをしているものです。
「自分はなんてダメなんだ」と言う声掛けをしている人。
「自分はできる」と言う声掛けをしている人。
ただ、人はネガティブな想いが前に来やすいところもあるので、何か意識の上にスキマができると「いや、難しいでしょ」みたいな言葉が、脳内に滑り込んでくることも少なくないのだとか。
関連する話で大谷翔平も愛読書としているヨガの哲人・中村天風氏は、「言葉の大切さ」を語っています。曰くこんな話です。
「消極的な言葉を語る人(もうダメだ、どうしようもない)は、自分の心の中の亀に泥水を注ぎ込んでいるようなものだ。だから、いざという時に消極的な言葉しか出てこないし、消極的な行動しか出てこない」
自分に対する声掛けが、「私はダメだ」「私はイケる」どちらなのかで、感情や行動に影響があることは、なんとなく想像できます。
「自分に対する思いやりある声かけ(=セルフコンパッション)」の研究でも、「人間だから完璧じゃなくていい」「誰でも失敗することだってある」という声かけをすることで、精神的健康の向上(Neff, 2007)や、レジリエンス(回復力)向上(Leary et al., 2007)なども報告されています。
自分への声かけは、大事です。
■「I’m amazing!」って言ってみる
さて、先日のプレイフルラーニングのワークショップの話に戻ります。
ダンスをやったり歌ったりする時、「これ無理だろう」と思う瞬間がある。その時に、プロの音楽家のトレーナーは、こんな話をしていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「自分には無理かも…って思ったとき、
「I’m amazing!」って言いながら、自分で左肩をポンポンと叩いてみてください
思考にすき間ができると、「ムリかも…」とか考えがち。
そのすき間ができそうなタイミングで、しきりに「I’m amazing!」って自分に声かけする。
すると、できそうな気がするものなんですよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イメージは、漫画『進撃の巨人』の「心臓を捧げよ!」のポーズ。
(実際は、こんな気合入らず、優しくトントン、でOKです)
要は「私はできる!」と言っているのと同じイメージですが、英語であること、リズミカルであること、ちょっとポップで気楽な感じがよいです。
■やってみると意外とよかった
最近、ランニングを頻繁にしていますが、その中で心拍数を上げるような練習をしばしばします。
私は、これがすこぶる苦手です。一人だと、この心拍の強化がなかなかできません。まだまだ弱く、相当気合を入れていないと、自分に勝てません。
しかし、息が上がってきて「もう一歩がんばれ」という時に、「I’m amazing!」 と脳内で言いまくってみると、不思議と1秒、2秒、粘れる気がします。
もちろん、自分に勝てずにもどかしい気持ちになることもありますが、ちょっとでもできたことに注目して、自分に向かって 「I’m amazing」とつぶやいてみる。そうすると、「まあ、それでもよしとするか」と少し自分を認めてあげられる気もするのです。
ランニングの練習も、お恥ずかしながら全勝とはいきません。
「腰が痛い」とか「疲れが残っている」とかいろんな言い訳を思いついては、自分を追い込み切れないときも、まだまだあります。
しかしながら,3勝2敗でも勝ち越すこと、またそれを4勝2敗、4勝1敗と、少しずつ勝つ確率を高めて、自分の殻を破っていきたい。
そんなことを思っている次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本日のメルマガは「note」にも、図表付きでより詳しく掲載しています。よろしければぜひご覧ください。
<noteの記事はこちら>