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878号 2016年7月10日

そうだ、選挙に行こう

(今日のお話 2053字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。

本日は選挙の日ですね。

ちょうど先ほど、
妻とともに選挙に行ってまいりました。

本日は、選挙が近づく度に耳にする

「私達の一票で国を変える」

というお話について、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。

(本日のお話は私の個人的な
 見解もありますので、あしからず)

それでは、どうぞ。

■選挙権が、
18歳以上に引き下げられました。

しかしながら、今回の投票で

「必ず選挙に行く」

と答えた10代の方は、
30%程度だったそうです。

実際に、
過去のデータを見てみると、
投票率は年々下がり続けているようです。

昭和42年では、77%の投票率。
平成26年になると、52%。

特に20代は、
66%→32%の投票率と、
劇的に下がっています。

(なんと、一昔に比べると、
 半分になってしまったんですね)

だから、街頭インタビューなどで、


「自分が投票しても、どうせ変わらない」
「数千万票のうち、1票くらい入れてもいれなくても、
 どっちにしてもわからない」
「誰に投票すればいいのか、イメージがつかない」


こう思う人が増えているのは、
ある意味、わかるような気がします。


■加えて「選挙の問題」として
上げるのであれば、

”年齢別の投票率格差”
(=中高年の人と若者の投票比率の差)

も、実はかなりやばいです。

OECD(経済協力開発機構)の43ヶ国の中で、
日本は英国につぐ、ワースト2位(!)です。

だからこそ、

「シルバー民主主義」
(=おじいちゃんおばあちゃんの声ばかり反映される政治。
  保育所ができないよ!というお母さんの嘆きの声)

が、現実問題として
叫ばれているのでしょう。

これは何も日本の問題だけでなく、
かのマネジメントの巨匠であるドラッガーも

『いまや主たる資本家は年金基金であり、
 そういう意味でシルバー資本主義に変身した』
(ポスト資本主義社会-21世紀の組織と人間はどう変わるかー より)

なんて言っていますが、
問題はかなり深刻な様子。


■追い打ちをかけるように、
もう一つ、大きな選挙問題。

それが「既得権」という問題。

”叩いたらホコリがでそうだな”、

と政治に関して思われる方は、
たくさんいると思いますが、実際、かなりそうらしいです。

(と、英語塾の講師の先生であり、
 政界にも色々と詳しい方から聞きました)


例えば、
「政治」と「既得権」の繋がりとしては、
こんな構造になっているそうです。

どこかの業界やら団体やらに
利益をもたらす代わりに、その見返りとして
「固定票」(組織票)をもらう。

それぞれの政党は、
「固定票」(組織票)が欲しいから、
組織票をくれる団体の「既得権」を減らせない。

だから、どこかで
”もっとよいお金の使い道”があると思っていても、
組織票を失う訳にはいかないから、
必要な新領域に単純にお金を割くことができない。

そして今叫ばれている問題はないがしろにしたまま
「既得権」がある業界、団体は、組織票をちらつかせて、
国からの予算もらい続ける。


と、既得権にまつわる話では、
こんなことが起こっているそうです。


■こんなことを書き連ねていると、

「ますます自分達にできることはない」

と思ってしまいそうですが、
逆に、だからこそそんなことはないのです。

組織票の奪い合いになっていたとしても、
それはある意味、僅かなのです。

某国営企業に関する組織票は、
30万票とか言われたりします。

また某団体では自称か公称か不明ですが、
200万世帯を組織票で持つ、
と言われるそう。

しかし、
「固定票」と言われるものがあると同時に、
「浮動票」というものがあるのです。

これは、地盤などに関係なく、
自分達で政党や候補者を選ぶ人たちです。

これに、普段
投票にいかない有権者(全体の45%)が加わると、
単純計算で、5000万票(!)近くもの
力を持つことになるのです。


■そして、もし、

選挙に行かない人の1割(500万人)が、
選挙に行くようになったとしたら何が起こるのか。


それは、
組織票をちらつかせて、
「既得権」を得ている人々の力を、
抑制することとなります。

すると、政党は

『「既得権」ばかりを見て、
 政策を決める必要がなくなる』

言い換えるならば、


『既得権以上に、国民の声に答える政治をしようとする』


動きを作る、一歩になりうる、

そのように思うのです。


■結局は自分の選択です。

しかしながら、
行く行かないを決めている私達が、
国の方針を決めていることは事実。


選挙に行かない人が多いから、
既得権の声が大きくなってしまう。

そして、見えないところで
わからないお金の使い方をされることになる。

これもまた、一つの真実だと思うのです。


と、長々と書いてしまいましたが、

わずか数%の投票率だけでも、
間違いなく影響を与えることができます。


「7つの習慣」でも

”影響の輪に働きかける”

ことで、周りと環境を変えることができる、
と言いますが、選挙もまさしくそう。


一票は影響の輪です。

というわけで、やっぱり、

「私達の一票で国を変える」

という気持ちは大切にしたいものだと、
改めて思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

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個人の幸福はありえない。

宮沢賢治

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