メールマガジン バックナンバー

500号 2015年3月24日

縛ってくれて、ありがとう

■おはようございます。紀藤です。

昨日は第8の習慣リーダーシップの終日実施。

本日2日目、皆様よろしくお願いいたします。

さて、今日でメルマガ500号目。

まずは、お送りさせて頂いている皆様に、
お礼をお伝えしたいと思います。

いつも本当にありがとうございます。

まだまだ道半ばではありますが、
500号、毎朝続けられたのは、
お送りさせて頂いている皆様がいたから。

このことは自信を持って言えます。
(そして、その理由は後ほど。)

・・・と、いうわけで今日は、
メルマガを始めて約2年間の総括を、
皆さまへの感謝と共に、振り返りをしたいと思います。
(今日はやや長いです)

■まず、私がなぜメルマガを始めたのか。

このことから少しお伝えさせてください。

それは、私は約2年半前、あるセミナーへ参加したことがきっかけでした。

それは、「7つの習慣」の3倍くらいする(!)、非常に高価なセミナー。

今となっては、ものすごく安い買い物でしたが、
当時は、身を切る思いで投資をしました。

そして、そんなセミナーにて言われた
目からウロコだったお話がありました。

それが、今の私を作った、と言っても過言ではありません。

そして、それはこんな話でした。


『「変わりたいけど変われない」というあなた。
なぜ変われないかというと、 「自分の意志」に頼っているから。』

『そもそも、人は弱い。意志などないも同然。
 なぜなら、人はいくらでも言い訳を思いつく生き物だから。
 「今日は忙しかったから、仕方ない」
 「今日は体調が悪いから、明日早く起きてやろう」
 「たまには休みも必要だよな」
 そういって「やる」と決めたことを、
 いとも簡単に反故にしてしまう、そんなこと、ありませんか?
 それが悪いんじゃありません。
 それが、普通なんです。
 だから、「自分のムラがある意志」に頼らない仕組みを作ることが、
 「変わろうとする人」にとって必要なんです』


■そういって、3日間のセミナーの最後に、
先生は、当時15名ほどいた参加者全員に、
半強制的に、とある宿題を課しました。

そうです。 それが、
【100日間、1日の学びについて、ブログを書く】(+グループで共有する)
という宿題でした。  

・「自分を変えるためには、仲間が必要」
・「自分の意志に頼らない仕組みが必要」
・「人から見られている感覚を持つこと。それが継続の仕組みになる」

そんな事を学んだセミナーの、置き土産としての宿題が、
そもそものメルマガのルーツでした。


■そしてそれから、自分の1日の学びを、
ブログとして書き記す日々が始まりました。

そんなとき、ふと思い付きます。

「『7つの習慣』の内容をブログと絡めて送ったら、
 (自分自身の)勉強にもなるし、営業にもなるし、一石二鳥じゃあないか!」
と。

そして、お名刺交換をさせて頂いた方に、
メルマガをお送りし始めました。

最初は、50人くらいだったと思います。

会う方会う方にお送りさせて頂き、
1人増え、2人増え、100人、200人へと増えていきました。

そして、時に温かい感想を頂くようにもなりました。

「朝元気をもらっています」
「社内で共有しています」

嘘でもお世辞でも、そう言ってもらえるようになると、
どんどん嬉しくなってきます。

(自分の学びのためのブログが、誰かの役に立っている)

そんな責任感のような、または高揚感のようなものを覚え始めました。

同時に、適当なことを書けないな…
そんなプレッシャーも感じるようになりました。


■すると、自分自身、
「常に良質な情報を取り入れ続けなければならない」
という想いに急き立てられます。

また、
よりわかりやすい言葉、
使い古されておらず、手垢のついていない表現が大切だ、
そんなこだわりも大きくなり、
手帳に印象的な表現を書き綴ったり、
また印象に残ったネタをメモするようになりました。

インプットすることが、
無意識のうちに習慣になっていました。

そして、気付けば読者は1000人を超えていました。


■「ちょっとめんどうくさい…」
「飲み会明けでしんどいな…」
という日も、当然ながらあります。

ですが、多くの方にお送りさせて頂くようになり、
また温かい感想も頂くようになり、
そして、7つの習慣受講生にも送らせて頂くようになると、
否応なしでも、骨身にしみて思うのです。

「もう辞めるわけにはいかない」
「意地でも続けなければいけない」

周りの人から見られている、
多少なりとも期待されている、

そんな縛られている感覚を持つことで、
「意志に頼らない継続の仕組み」が回り始めました。

何気なく読んだ本からも、
情報を収集して、インプット。

自分の言葉でメルマガにして、アウトプット。

また新たな情報源からインプット。 そしてアウトプット。

インプット→アウトプット→インプット→アウトプット・・・・

このようなサイクルが高速回転をし始め、
そのおかげから、自分でもこの2年間で、
驚くほど知識量が増えた、

そのような実感を持つようになりました。


■だからこそ、500回のメルマガを経て、
大きく成長させて頂いた、と感じていますし、
また、その成長の原動力となっている、
「意志に頼らない継続の仕組み」
の中核を担っているのは、間違いなく、
メルマガをお送りさせて頂いている皆さまである、
そのように思うのです。

だからこそ、
改めて、皆さまに感謝をお伝えしたい。

「(仕組みで) 縛ってくれて、ありがとう」
と。
(ヘンな意味ではないです汗)

改めて、皆さまがいてこその、メルマガの継続。
本当にありがとうございます!


■・・・と、私の話が続いてしまいましたが、
ちなみに、このような仕組みは、何も私に限ったことではありません。

「意志に頼らない継続の仕組み」 (= 自らを縛る仕組み)
の力は、誰にでも等しく働きます。

だから、もしあなたが
「変わりたいけど変われない」
「変わりたいけど、変わるきっかけがない」
と感じているのであれば、

・大事な人に「やると決めたこと」を宣言をする
 (例/会社で「TOEIC800取ります!」と宣言。)
 (例/妻に「10キロ痩せます。痩せなければ10万円払います」と宣言。)
・仲間でグループを作り、日々のブログでの報告会の仕組みを作る
 (メーリス or SNSなど。負けたら罰金)

などなど、逃げるに逃げられない「縛り」を設けることで、
決めたことの継続率、達成率は間違いなく高まります。

”最初の一歩の踏み出し”と
”継続の仕組みづくり(見られる状態を作る)”
さえできれば、あとは環境が自分を育ててくれるのです。




■「7つの習慣」も、
古い習慣を断ち切り、新しい習慣を身に付けるのは、
”ロケットが大気圏を突破するほどのエネルギーを要する”
とか、
”縒り集めた太い縄を、断ち切るようなもの”
と例えるほどに、非常に難しいものである、と伝えています。

だからこそ、新しい習慣を身に付け、
自分を成長させるためには、工夫が必要なのです。

そしてそのためには、
意志に頼らず、継続する仕組みを整えること、
すなわち「縛り」を設けることこそが重要、
そう強く思うのです。

「メルマガ」という【仕組み】&【縛り】で、
多くのことを得させて頂いたという実体験を元にした、
一つの、自己変革の方法でした。

今一度、大きな感謝をこめて。


いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。
これからも毎日、皆様にとって、素晴らしい日々になりますように。

【本日の名言】 流れに逆らおうとしたところで無駄な事だ。
流れに身を任せれば、どんなに弱い人でも岸に流れ着く。

                  セルバンデス

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