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140号 2013年9月20日

ランステが生み出す「Win-Winスパイラル」

■おはようございます。紀藤です。

朝晩は涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたね。
秋の訪れを感じます。

さて、涼しくなってきたこともあり、
先日仕事帰りに皇居ランをしました。

皇居の周りには「ランステ」(=ランニングステーション)と
呼ばれる、ランナーのための着替えたり、
お風呂に入れる場所があります。

そのランステにおいて
「なるほど」と感じる出来事がありましたので、
今日はそのお話を共有したいと思います。


■ちなみ皆様は、試供品、お好きでしょうか。

そのランステは、
小さな銭湯を改造してやっているのですが、
試供品を配っておりました。
(先日は走った後にランナーのための「パスタ」を一袋もらえました)

どうやら頻繁に、
また意識的にこのようなことをしているようです。

この時にふと思いました。
これこそ「Win-Win」の典型ではないか、と。


■ちなみに、「Win-Winを考える(第四の習慣)」とは、
「7つの習慣」で提唱している習慣です。

人が協力してより大きな成果を、
長期・継続的に出し続けるためには、

「自分も勝ち(Win)相手も勝つ(Win)事を考えねばならない」

とお伝えしている習慣です。

今回のケースではこんなWin-Winの方程式が成り立ちますね。

商品メーカー 【Win】「商品を知ってもらえる(時には無料で)」

銭湯ランステ 【Win】「試供品で、お客さんに喜んでもらえる。(リピート率UP)」

お客さん 【Win】「試供品もらえて嬉しい。(また行こうかな)」

そうなると、お客さんが増える。
そして、商品メーカーさんにとって優良なプラットホームになる。
すると、試供品が益々もらえて、お客さんも満足。
そして、ランステはますます儲かる。

そうして「Win-Win-Win」の
好サイクルが出来あがっていくのではないでしょうか。


■では、どうやったら
このような「Win-Winサイクル」を
効果的に生み出すことができるのでしょうか。

これは私が思うところですが、
「Win-Winを考える」に加えて、

【自らのWinを積極的にアピールする】

という行動がヒントになるのではないかと思うのです。

今回の例で言えば、
ランステ、または、商品メーカーさんのどちらかが、
「自分のWin」を主張し、Win-Winになれる相手を探さなければ、
企画自体が成り立たなかったでしょう。

世の中には、たくさんのチャンスがあります。

ですが、殆どのチャンスは知られずに、
始めから「ないもの」として考えられています。

であるならば、自らがアンテナをたて、

「私はこういう事ができる。かつ私のWinはこうである。
 誰かWin-Winしませんかー?」

と声高に述べることで、
自分からチャンスをつかめる可能性が高くなるのではないかと思いますし、
それが自らの成長の機会にもなるのでは、と思うのです。


■今日のお話は、

・ランステでパスタを配っていた。するとお客さんは喜ぶ。商品メーカーも喜ぶ。

・このような関係を「Win-Win」と呼び、長期継続的に成果を出し続ける考えである。

・ではどうしたら「Win-Win」を活用し、自らの影響力をより高められるのか。

・そのためには、「Win-Winを考える」ことはもとより、
 「自ら発信する」ことで、より多くの機会を作ることができるのではないか。

というお話でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 わたしがあなたを引き上げ、
あなたがわたしを引き上げれば、
われわれ二人とも
いっしょに上がる。

      ジョン・グリーンリーフ・ホイッティア

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