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2550号 2021年2月12日

「経験」とは旅であり、忍耐であり、賭けである

(本日のお話 1885字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日の祝日は終日読書。

『経営学習論 ー人材育成を科学するー』(著:中原淳)
を読み、あれこれ考えておりました。

濃厚な本なので時間がかかりますが、
とっても学びになっております。

こうやって集中して学べるのも
贅沢な時間であると感じつつ、
噛み締めて時間を使いたいと思います。

大学院受験まであと7日。



さて、本日のお話です。

上記で読んでいる本の中で、
「経験」という言葉の定義について
触れられていました。

その内容が考えさせられるものであり、
新しいことへの挑戦を後押ししてくれる、

そんな意味を持つ内容だと感じたのでした。

今日はこの「経験の定義」について
学びと気付きを皆さまにご共有させて
いただきたいと思います。

それでは早速まいりましょう!


タイトルは、


【「経験」とは旅であり、忍耐であり、賭けである】


それでは、どうぞ。



■私たちを成長させてくれるもの。

私たちを向上させてくれるもの。

そして世界の広さを、かつ、
自分自身の未熟さを教えてくれるもの。

それは『経験』にほかならない、

と感じます。



■もし、同じ毎日を
同じように繰り返すとしたら

それは「経験をしている」とは、
言えないように思います。


「経験」とは新しいこと、知らなかったこと

自分にとって未知の世界の何かを体験し、
感情が動かされるという一連の行為が
その2文字の中に凝縮されている、
そんな感覚がでしょうか。



■さて、そんな深みのある言葉

「経験」について、

その意味を考察した研究者に
オットー・フリード・リヒ・ボルノー
という方がいます。


ボルノーいわく、

”「経験」とは以下の3種類の意味の交点にある”

と言います。

この解釈がなかなかに、
考えさせられるのです。

ちなみに、こんな内容です↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<「経験」とは以下の3種類の意味の交点にある>


1)「旅」「遍歴」「彷徨」

…ゴールに辿り着くという確証のないまま、
 それでも歩き続けなければならない
 
2)「苦痛」「忍耐」

…自らの体を張って歩き続ける状況には、
 必然的に辛いことや苦しいことが発生するもの。
 
3)「賭け」

…自らの身体を使い、苦痛に耐えても、
 それが何かを獲得できるかはわからない。
 経験には一定のリスクを伴う
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

とのこと。



■さてさて、見てみて、いかがでしょうか。

「経験」について
何か見え方は変わりましたでしょうか?

、、、正直なところ、
私は最初にこの定義を見た時に、

「経験って全部、
 大変なものばかりやん、、、」

と思いました(汗)

だって、

・ゴールに辿り着く確証はない
・それでも歩き続ける
・自分の身体を投企する
・必然的に辛いことや苦しいことが起こる
・かといって、何かを獲得できるかはわからない
・ゆえにリスクもある

、、、なんて言われたら
「本当に良いことなしじゃん」と
思えてしまいました。



■しかしながら、
じゃあ「経験」はしなくていいの?

というと、違うのです。

やっぱりたくさんの「経験」を積みたい。
そんな渇望にも似た思いが、
やはり胸の内に常にあります。

それは私達が生きること、学ぶことと、
経験は、切っても切り離せないことだからでしょう。


実際に「経験」という名言を
少し探して見るだけで

数多の「経験」についての
大切さを語る言葉が見つかります。



リスクのない利益、危険のない経験、労働のない報酬を得ようなんて、
生まれずに生きることと同じくらい不可能だ
ーゴージー(哲学者)

どんな仕事をするにせよ、
実際に学ぶ事ができるのは現場においてのみである
ーナイチンゲール(看護師)

どんな経験にも必ず意味を見出せます
ーキューブラー=ロス
人間の目は、失敗して初めて開くものだ
ーチェーホフ(劇作家)

人生は、経験しなければ理解できない教訓の連続である
ーエマーソン(思想家)

真実の中には、個人的な経験を経て初めて本当の意味が理解できるものも多い
ーJ・S・ミル(哲学者)


、、、などなど。



■こう並べてみると、
改めて「経験」とは、

人生の美しさと大変さも教えてくれるもので、
喜びも悲しみも教えてくれるもの、

そんな”幅の広さ”を教えてくれる
色を持つ言葉だと感じます。


確かに「経験」をすることは
苦しいこともたくさんあります。

あぁぁーー!と、呻き声をあげたくなる
失敗や己の至らなさに打ちのめされることも
やっぱりあります。


しかしながら、それと同じくらい
感動や喜び含めた感情の高ぶりも、
与えてくれるものです。


何もない、のっぺりとした時間よりも、

時に苦しく、忍耐も必要で
どこにいくのかわからない彷徨感があっても、
喜びやワクワクがある毎日のほうがよい。

私はそんな風に感じます。

そしてその彩りを加えてくれるのが
日々の経験である、そんな風に思います。


■、、、ということで、
「経験」の持つ背景を知りつつ、


【「経験」とは旅であり、忍耐であり、賭けである】


と良い悪いの一方向で捉えないことで
「経験」についてより前向きに考えられるのでは、

そんなことを思った次第でございます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

時を短くするものは何かー活動。
時を耐えがたくするものは何かー怠惰。

ゲーテ(ドイツの詩人・劇作家/1749-1832)

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