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『共感資本社会を生きる ―共感が「お金」になる時代の新しい生き方』

今週の一冊『共感資本社会を生きる ―共感が「お金」になる時代の新しい生き方』

2573号 2021年3月7日

(本日のお話 3085字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日はキックボクシングジムで
運動をしてきました。

その他、赤ちゃんとの戯れ、
Youtube動画作成に向けた打合せ。

Youtubeの公開は4月くらいでしょうか。
その際は、ご視聴いただければ嬉しいです。
(ぜひお楽しみに!)



さて、本日のお話です。

毎週に日曜日はオススメの一冊を
ご紹介する「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

====================

『共感資本社会を生きる
 ―共感が「お金」になる時代の新しい生き方』

新井 和宏 (著), 高橋 博之 (著) ,ダイヤモンド社



====================

です。



■先日、

「お金の本質行動学」
https://ems-sc007.mystrikingly.com/

なる合計4回のセミナーの
第1回に参加しました。


「お金」というキーワード、
誰にとっても気になるものですよね。

(うん、間違いない!)

私自身、前から
考えてみたいテーマの一つでありました。


■、、、というのも数年前ですが
こんなことがありました。

友人(とてもリッチな方)と
何気なく話をしていたとき、

「結局、銀行は年収とか安定性で
 人を判断するからね」
 
と言っていました。

ただ、なんとなく
胸に引っかかるものがありました。

それはお金があることに対する
羨望か、憧れか、嫉妬か、、、

自分でもわからなかったのですが、
”何か”が引っかかったのです。



■そして、聞いてみました。

「ちなみに、お金がたくさんあって
 セミリタイアした後は何がしたいの?」

対して、
 
「うーん、ゆっくり縁側で
 お茶でも飲んで過ごしたいかな」
 
とのこと。

、、、なるほど、確かにそれもよい。

お金があって、
不安がなくて、
時間も余裕がある。

それはそれで、
確かに幸せそうだ、と思いました。

ただ、もう少し深く考えたら

”不満足にはなりづらい”
”不安にはなりづらい”

ということだろうな、
と感じました。



■というのは、じゃあ

「お金だけがあれば、
 それでいいのだろうか」

あるいは、

「お金だけで
 幸福は買えるのだろうか」

と考えてみると、また別の答えが
あるように思いました。


青臭い話に聞こえるかもしれませんが、
”お金だけで手に入らないもの”とは

・人との繋がり、とか
・社会への貢献、とか
・自分自身の成長感、とか
・世界の拡がり

と感じました。

お金があればアクセス権は
手に入りやすくなりますが、

それ”だけ”では、この世界が
与えてくれるギフトのごときものを、

一側面からしか見られないような、
そんな感覚を持ちました。



■そんなところから、

「お金」

に対して、より求める気持ちと
ツールにしかすぎないと思う気持ちと、

そんな思いを抱えながら
今なお、お付き合いをしているというのが、
私自身の現状でもあります。



■そしてこの話は、私だけではないはず。
「お金」とは誰にとっても大切なものです。

あっても困らないし、
あれば選択肢を拡げられるし、
自分や家族を助けることもできる。


一方、

争いの元になったり、
人を狂気に走らせたり、
不幸にしてしまうものでもある。



■こんなに多くの、

プラス・マイナスの
たくさんの捉え方がある

「お金」なる存在とは一体なんぞや?


、、、この疑問は
人類共通のテーマとも思えるほどです。



■このことについて、
本著作では、

「お金の本質」

について語るものです。

ゆえに、

「FXでお金を増やす!」とか
「FIRE」でリタイヤを目指す、
「投資でポートフォリオを組んで老後2,000万円を貯める」

という話とは違う視点からの
アプローチです。

ゆえに、ものすごく考えさせられます。



■新しい世界を作ろうとする
2人のプロフェッショナルが、

「共感資本」

という新しい経済の姿をテーマに、
対話をしている著作なのです。


「お金」を通じた新しい未来を
現実的に想像させてくれる、

そんな一冊だと私は感じました。



■ちなみに、著者の方が、
大変興味深い経歴を持たれています。

新井和宏氏。

「鎌倉投信」という、
”いい会社”にだけ投資をするという投資信託の
ファウンダーとして有名な方です。

住友信託銀行→外資系金融機関で働き、
数兆円を動かした経歴を持ちます。

曰く、

「世界のお金は自分が操っていると
 思っていた時期もあった」

という著書の一部で触れるほどの新井氏。

しかし、そんな金融の世界で活躍していた中
大病を患い、リーマンショックが起こったことから

「金融工学、金融市場、、、
 今の金融資本主義とは本当に正しいのか?」
 
と疑問を持つようになります。



■お金がお金を生む金融資本主義。

そもそも何か作り出しているわけではない。

お金を右から左へ動かすことで
生み出された「お金」とは、

考えてみると実に不思議なのです。

そして「新しいお金のあり方とはなにか?」を
その道で成功を収めた上で、考えるようになりました。



■私もこの著書を読みながら
改めて思ったのが

金融市場でお金の移動で生み出された
何億もの利益と、

地方の旅館で、
食材を仕入れ、仕込んで、
丁寧に接客をして稼ぐ1万円を比較した時

”生み出された感情としての
「ありがとう」の量と質”

はその金額の対比ほどの
インパクトがあるのだろうか、、、

と感じました。

お金って単一だけど色がある。
重みも違う、、、そう感じました。



■今、社会には多数の課題があります。

貧困、待機児童、教育格差
働き方、
高齢化、都市化
食の安全性、
環境問題、、、


日本は経済的に先進国として
非常に豊かである一方、

10~39歳までの死因の1位が
自殺という、

幸福とは言い難い
社会の一側面としての現実があります。



■この著書の序章では
それらの社会課題に共通する根本的な問題として

”選択ができないこと”

を挙げています。

1)選択肢がある
2)選択できる環境や能力がある

これが満たされることが
社会課題を解決することに繋がる。

そして、選択により
多様性が認められることで
いい会社、良い社会が生まれていく。



■しかしながら、1つだけ、
多様性の影響が及ばないものがある。

それが、

「お金」

である、というのです。


GDP、年収、ROE、売上、

この”単一のメジャーメント”は、
価値を測るのに便利かもしれない。

”単一のメジャーメント”により、
競争が生まれ、経済成長が生まれ
世の中が便利になってきました。

一方、それメリット以上に
副作用が強くなってきたのが現状なのです。



■地球規模でみれば、
資源がなくなっている。

SDGsやESGなど代表されるように
持続可能性の方がテーマとしては重要。

しかし、それすら資本主義の
ひとつのツールになってしまう。


家電にも消費財にも、
いろんな機能っぽい付加価値を付けて
プロモーションをして「競争」する。

もうそんなすごい機能はいらなくて、
充分すぎるほどと感じているのに、

必要な仕事(bullshit job)を生み出し
そのことを感じつつ戦い続けることで

幸せや心の豊かさを
感じられなくなってしまったり。


■社会の問題を生み出す一つの原因、
幸せや心の豊かさを感じられなくしているのが、

「お金という単一のメジャーメントではないか」

と新井氏は語ります。


そして、

「”お金”の多様性をもたせること」

を実現する環境として、

『eumo(ユーモ)』という地域通貨を生み出し、
実証実験を始めています。


「共感」=「ありがとう」により
通貨が流通し、貯めることができない仕組み。

使ったほうも嬉しい。
もらった方も嬉しい。

ギブする贈与経済を成り立たせることができる
「新しいお金」の仕組み。


あるべきところにお金が回る、
一つの「お金の未来」として、
新しい視点を与えてくれます。



■未来がどうなるかはわかりません。

ただ、数十年後に
このような形での地域通貨が使われることは、
充分に想像できる未来です。

そして、これらの通貨も
現在の経済と同時並行で社会が回ったとしたら、

もっと皆が貢献をしよう
誰かの役に立とう、
社会のためになろう、

という場所が増えて
貢献が自然と増幅される
世の中になるだろうな、

とイメージさせられます。



■以下、著書より
目次の一部をご紹介いたします。

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『共感資本社会を生きる
 ―共感が「お金」になる時代の新しい生き方』より

目次(※一部ご紹介)

Part1 新しい「お金」と、新しい「生き方」

・お金ってなんだろう?
・お金は社会を豊かにしているのか?
・「決済」という言葉には、
 お金の性質がすべて現れている
・GDPは、もはや豊かさを測れない
・そもそも間違っているのは、お金の「定義」 他


Part2 新しい「市場」と、新しいつながり

・地域にあるのは、誰のために生きるヒント
・都市の「不自然」が奪うもの、
 コミュニケーションの効率化で失うもの
・いつから「目的」がないと何もできなくなったのか
・「生きている実感」から若者を遠ざけているものの正体
・不確実性が増す時代だからこそ、「いまを生きる」 他


Part3 新しい「資本」と、新しい幸せ

・お金の切れ目が縁の始まりに
・「間」で交わされる対話から、共感資本が生まれる
・「豊かだけど幸せじゃない」に気付けるかどうか
・どんな社会で生きていくかは、自分で選べる 他


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お金」という存在に
自分が囚われている、

「お金」と幸福の関係とは
一体何なのか、、、


そんな疑問を感じている方は、
ぜひご一読されてみてください。

新しい視点が手に入るはずです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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<今週の一冊>

『共感資本社会を生きる
 ―共感が「お金」になる時代の新しい生き方』

新井 和宏 (著), 高橋 博之 (著) ,ダイヤモンド社



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