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292号 2014年5月19日

難解な「経営戦略」を、簡単に学ぶためのポイント 

■おはようございます。紀藤です。

週末は、読書や片づけなど。

その中で、友人から、
ものすごーく面白い!と、勧められた
『経営戦略全史』
なるものを読むことにしました。

友人がいうには、

「”経営戦略”というと堅苦しくて、難しいイメージ。
 でも、この本は違う。
 ストーリーがあって、読み物としてすばらしい」
とのこと。

その力説っぷりに、
私も昨日読んだわけですが、

これが、本当に面白い!


■なぜ、こんなに判りやすいのだろう?
と考えてみたら、

【ストレスなく、全体像が理解できる構成だから】

という結論に至りました。

誰でもそうかと思いますが、
難解な話を、「これはこの話とつながって・・・」と
頭の中で整理しながら聞くのは、非常に骨が折れます。

特に、”経営戦略”というような、
言葉だけでも仰々しいものなら、
尚更そうでしょう。

しかしながら、
この本では、冒頭に、

”経営戦略は、平たくいうと、
「外部環境がダイジ」という考え60~80年代は多かったけど、
それ以降は、「内部環境がダイジ」という考えになった。
それで、どっちがいいかは未だに結論は出ていない”

と大まかに括ってしまいます。

そしてその後に、時系列に応じて、
”経営戦略”という難解なものを、
出来るだけ単純化して、一つのストーリーとして描きます。

その中で、

SWOT分析とか、5forceとか、3Sとか、
テイラー、バーナード、ドラッガー、コトラー

などなど、耳にしたことがあるような有名な内容が
どんな風に生まれ、広がっていったのか、
わかりやすく述べていきます。


■そして、この本は著者の前書きで、
「意図してこのように作った」
と書かれていました。

物事を判りやすく理解するためには、

「判りやすく理解する方法」

があり、それに従うことで、
理解できるスピードは高まります。

著者の方は、当然それを知っていて、
その方法に従ってこの書籍を形にしたのでしょう。

そして、このような方法は、
何も書籍だけでなく、

「物事を理解する」あらゆることに
当てはまるのだと思います。

例えば、私達が関わる研修なども
一つの例でしょう。

研修内容を企画する場合には、

【ホール(全体像)& パーツ(部分)】

なんてことを言ったりします。

つまり、
「全体を考えて、それから部分で何を伝えるのか」
を考えるのが、
判りやすい良い研修にするポイントだ、
ということです。

研修のように情報を伝えるものでは、
言いたいことがたくさんあるのは当然。

言いたい内容を五月雨式に投げ続けても、
参加者は混乱するだけ。

全体像を、
いかにしてシンプルでわかりやすい
「枠組み」として伝えるか。

そして、「枠組み」を与えた上で情報を投げて、
部分を掘り下げる手伝いをする。

そうすることで、
色んな情報を吸収しながらも
「頭の中の引き出し」がぐちゃぐちゃにならず、
きちんと区画整理して、
理解することが可能になります。


■今は、「情報」単体は、
無料でいくらでも手に入ります。

インターネットで
”リーダーシップ”とか”マネジメント”
など調べれば、それっぽい内容はたくさん見つかります。

しかしながら、入った情報は
整理し活用してナンボのものでしょう。

情報が手に入りやすく、
そして頭の中から溢れやすい時代だからこそ、
「枠組み」というものを活用することで、
効率よく学べるのではないか、
と強く思った次第です。

【本日の名言】 知識はこの世で最も尊い宝である。
なぜなら、知識は決して奪われも、
盗まれも、消費もされ得ないから。

           サンスクリットの諺

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